「ふ、冬水君……焦らすの、やだよぉ……」
恥ずかしくて堪らないけれど、部屋を出るためにはイクしかない。
早くここから解放されたい一心で……
自分にそう言い聞かせて、おずおずと膝を立てる。
「じゃあ、まず一回な」
呟くようなそれは、
「覚悟しろ」
とも聞こえた。
――ぶぢゅっぢゅぅうっ……ぢゅる、ぢゅるるっ、ぢゅぼっ
「ああっ、ひぅっ！ あぁん！」
じゅうじゅうとクリトリスを吸われ、舌がしつこく絡みつく。
たっぷりの唾液を擦り付けながら、ぷにぷにくにゅくにゅと舌がクリを潰そうとするから、
じんじんと高められる快楽に声を我慢することができない。
「あぁっ、ひんっ！ それ、だめぇっ！」
「ん、む……ダメじゃなくて、イケよ」
あろうことか、冬水君は舐めながら指で「くぱぁ」とエッチなところを暴く。
くっとびらびらを指で広げられ、あらわになったそこは外気に触れるだけでも反応してしまい
……羞恥で頭がおかしくなりそうだ。
「きれいだよ。かわいい」
ぢゅぶ、と。
ひくひく切なく疼くそこに、甘く優しいキスが落とされる。
「え……あ……」
(きれいって、なにそれ。かわいいって言ったの？ 嘘でしょ？)
思わず、秘部に顔を埋めた冬水君を凝視した。
顔を上げた彼は、見せつけるようにクリトリスへ舌を伸ばす。
(あ……)
冬水君は意地悪くニヤリと笑い……
私と目線を合わせたままれろれろと舐めてきた。
「あっ、ああぁっ」
――ぴちゃっくちゅくちゅ、ちゅぷっ、れろれろ……
飴玉みたいに舐められてしまうと、むずむずした気持ちよさに高められ、身体中ががくがくしてしまう。
たっぷりの唾液で塗されたクリは肉厚の舌から逃げてしまうが、
ぷにゅ、ぷちゅんっとじっくり潰されて、意地悪なのに甘ったるい刺激に悶えるしかない。
――ぢゅっぢゅうっ！ ぷにゅ、ぷちゅぷちゅ、くりゅくりゅ……
「ひっ、あっあぁっ！ ぺろぺろするのっ！ やだぁっ！」
「気持ちよくしてるんだから逃げるなって……榊のここ、クリだけぷっくりしているの、すごくエロいね。
ぷにぷにしてそうなのにコリッコリなの、かわいい。嫌とか言っておきながら、もっとして欲しいんだ？」
ちゅう、とクリトリスを吸われ、歯を当てられる。
「あぁっ！」
甘噛みなのに、かぷかぷと弄ばれただけなのに。腰がびくんとしなる。
「これも好き？ イキそう？」
「あっあっ！ かぷかぷっ、やだぁっ！ クリ噛まないでっ」
冬水君は楽しそうに歯を当てることをやめない。
もどかしくも的確な快楽は私をどんどん深みへ突き落とす。
「腰、へこへこしない。ははっ……よっわよわじゃん」
ピンっと指でクリトリスを弾かれた瞬間。
「ひあぁっ！」
じぃん、と痺れるような痛みが走り、快楽がパチンと弾けて……絶頂を迎えた。
