恋のはじまり

施設当主との最後のセックス

一瞬見合って、今度はしっかりと、唇同士で。

ぬるっと熱い当麻さんの舌が入ってきて、驚いたけど、

時間がないあたしには、最高の時間だなぁ。

「っふ、ん」

苦しさに声を漏らすと、当麻さんは身体を離した。

「ごめん!」

「‥‥‥当麻さん、好きです。最後に、あたしに幸せな時間をください」

腕を精一杯伸ばして、

「抱いてください」

この言葉以降、当麻さんが謝ることはなく、

とても大事にされながらも行為は始まる。
………

………
首筋にキスを降らせてくれて、その間に着ていた患者用の服を、

前だけ脱がせて裸にされた。

少し寒かったけど、当麻さんの熱い舌がどんどんあたしの心臓を熱くさせる。

胸の尖端せんたんをゆっくりと舐められれば、呼吸は荒くなった。

「ここ、もうピンピンしてる‥‥‥」

胸の尖端を指で挟んで絞られれば、快感の波がやってきた。

こりこりとつままれたままで、ズボンの中に手を入れる当麻さん。

「あれ?乳首しかいじってないのに濡れてる。かわいい‥‥‥」

ぐちゅ、ぐちゅ、とわざと音を立てて耳を刺激されれば、

よけい興奮する。

「んぁ、あ、そこ‥‥っ」

「ここ?」

クリトリスの周囲だけを指の腹で撫でられれば、

初めての絶頂にイキそうな感覚を味わった。

「ぁ‥‥」

「まだだよ。最初は一緒にいきたいから‥‥だから少しだけ待っててね」

「ほ、しいです‥‥‥」

「いい子だ」

頬に、額に、キスをくれてから、当麻さんの太いアレがゆっくり入ってきた。
………

………
「ぁっ、」

「う‥‥きもちいい‥‥‥ね」

「はぃ、きもちぃい、です」

「でもまだこれからだからね。声、我慢してよ?」

すると少し腰を片腕で持たれて、奥深く挿入される。

何度も何度も、下から突き上げられればもう我慢など効かない。

あたしも膣をきゅっとしぼって、

当麻さんのアレが逃げられないように、離れないように吸い付かせる。

お互いに呼吸は浅くなって、熱がこもってきた。

ああ、これであたしたちは、一緒にイケるんだ。

「ぃく、い‥‥‥っ!!!」

「まみっ‥!でるっ」

あたしの下半身には、熱い当麻さんの精液がドクドクと流される。

気持が良くて、これで一生ものだとわかった。

「‥‥‥まみ?」

ありがとう。

大好き。

こうしてあたしは、幸せ一杯のまま逝くことができたんです。

- FIN -

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