それはまるでイケメン俳優が主演のドラマの世界に入り込んだようだった。
彼の少し湿った唇から伝わる仄かな熱が、そっくりそのまま香の唇から身内にグワーんと消え入るように広がる。
そして海里の舌が、優しく中に入り込んできた。
それは淫らなのに、まるで紳士然としていて、会釈しながら香の唇を開いて中に入って来る。
そして香の舌を待った。
香も遅れまいと舌を差し出した。
彼の舌は遅刻を咎める事なく、会ってすぐに絡み合ってキスをした。
唾液と唾液の絡み合う音が口外に漏れる。
二人の鼻息が口元で温かく漂う。
ベロってこんなに熱くてこんなにエッチだったんだ。
香は細い腕を海里の首に巻き付けた。
彼の勃起した大蛇の頭が、香の腰辺りに触れて、それは非常に熱くなっていた。
彼のアソコがこんなに固くなってる。
今まではそんなだったのに、興奮してるんだ!海里は香から口を離した。
「今までごめんね、ずっと待ってたでしょう」
香は笑みを浮かべて頷いた。
そして、「ほんとにもう、セックスできないんじゃないかと思ってた。だからさ、今晩こそは、と思って後ろから襲おうと思ってたんだけど」
海里は笑った。
香はまた恥ずかしくなって、思わず顔を赤くした。
「もう、本当に信じていいんだよね?」
「うん、良いよ。ほら、これ。触ってごらん」
そう言って海里は香の手を掴むと、それを自分のズボンの中に突っ込み、パンツの上から興奮している大蛇を握らせた。
香の手がそれに触れると、一瞬海里は喘いだ。
「どう?」
「うん、おっきいね、海里くんの」
「あ、あっ!」
香が海里のパンツに手を突っ込んだのである。
香の小さな手は、固くなって麻痺している大蛇を直接握り、皮を上下させた。
そして頭と接続する首の部分を爪で刺激してやると、彼はビクンっと震えて喘いだ。
可愛い!勉強しておいて良かった。
香は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
海里もニコッと笑った。
「あんっ!」
彼の指が、ズボンの上から香の淫らな桃の割れ目に触れた。
直接触られた訳じゃないのに、こんなに声出しちゃった。
香は恥ずかしくなって、口元を手で隠した。
海里はまたニコッと笑った。
しかし今度は何処か意地悪な笑みだった。
「香ちゃん、敏感なんだね」
「違うよ、あれは、その、びっくりしちゃっただけ」
「ふーん。そうなんだ。じゃあ、これはどうなのかな」
「あんんっ!」
海里の指が、パンティーの内側に入り込んで来た。
そして香の桃の皮を撫でた。それだけで、割れ目から大量の果汁が溢れて来た。
彼の指の熱が、ジーンと下腹から胴体に広がる。
香も負けじと海里の大蛇を扱いた。
二人の熱い喘ぎ声が、二人の肉体の間で蕩ける。
「香ちゃん、これでもうイッちゃいそうだよ」
「駄目だよ、今日こそはちゃんと最後までするんだから」
しかし二人の手の動きは止まらなかった。
私もイッちゃうかも、あぁ、気持ち良い…!海里が香にぐっと抱き付いた。
そして首筋を軽く舐めてから、香のパジャマを脱がした。
ブラジャーの上から乳房を強く揉む。
香は何となく不思議な気持ちになった。
一人エッチする時に、自分で自分の乳房を愛撫した事はあるけれど、その時以上に気持ち良かった。