マニアック

ソープ嬢をやっていたら…

ケンゴのペニスはすぐに勃起してしまった。

それはとても大きくって、竿は太く長く、

先端の亀頭はいい具合に丸みと湾曲を描いて一際大きくなっていた。

ミユキはこれほど大きなペニスを今まで見たことがないと思った。

きっとこの複雑な関係が彼を興奮させているのだろうと思った。

何だか熱くなった。

それからミユキも裸になった。

いつもは何ともないのに、その時だけは妙に恥ずかしさを覚えた。

それは初々しい恥ずかしさだった。

二人はまず体を洗った。

ミユキは泡を作り、素手でケンゴの体を隅から隅まで愛撫するように洗う。

時々そそり立つペニスに触れたり握ってみたりする。

ケンゴはギンギンでガチガチでゴツゴツしていた。

ミユキは知らず知らず自身の体がそれに反応しているのを

彼の喘ぎ声を聞いた時にやっと気づいた。

そしてどうやらケンゴはお尻、

なかでもアナルが最も敏感であるらしいのを知った。

ケンゴもミユキの体を触った。

そこまで大きくない乳房をその大きな手でやさしく包み込むようにして揉んだり、

腰を撫でたり、お尻を掴んだりした。

ミユキはやはり興奮していた。

こんなことは初めてだった。

あらかじめローションの入れられたアソコは全く別の液体で濡れている。

ミユキはこれからケンゴと、仮に商売上とはいえ、

肉体的に一緒になるのを想像すると心が躍り上がるのを感じた。
………

………
ソープランドに来る人は様々だ。

よく世間の想像するのは中年の禿げた、しかし結婚のしていない童貞のような男が

格別綺麗な女と不調和ながらも親密なプレイをしている、そんな絵だろう。

しかし当然それ以外の人も来る。

成人になったばかりの青年や清潔なサラリーマン、

既婚者ではあるが性処理のために来る少しばかり太った男など。

ミユキは二十歳の頃から三年間、彼らと相手をして来て、

ほとんどはひどい経験だったが

しかし時々紳士のような人が来て、そのときはとても嬉しい。

自分勝手な人が多いなかで

水商売をしている自分のことをやさしく労ってくれる人がいると嬉しくないわけがなかった。

しかしケンゴの場合はそれとは少し違った。

もちろん彼は紳士だ。

けれどもそれ以上に昔のケンゴに対する恋するような気持ちが

ミユキにある新鮮な喜びを与えていたのだった。

二人は泡を洗い流すと、その隣にある湯船に向かい合わせになって入った。

軽く歯磨きをして、少しの間だけゆったりと何か話をした。

高校時代の文化祭やその日に起こった不審者事件を回想したり、

それぞれの大学の話などをした。

「フェラして上げるから、腰を浮かせて」

ケンゴは言われた通りに腰を突き上げて水面にペニスを露出させた。

それは相変わらず大きくなっていた。

色の黒い、いかにも男らしいペニスを腹から抱き起こしてそれを口へ含んだ。

「あぁ…」

ケンゴはかすかに吐息を漏らした。

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