「ねぇ、今しようよ」
「今?どういうこと?」
「だから、電話しながらお互いのやってるのを想像してオナニーするんだよ」
「イヤだよ、そんなこと…恥ずかしいもん」
そう言って、しかしわたしは内心嬉しかった。
何だか変にワクワクしていた。
わたしは太腿を擦り合わせて股間から湧き上がる情欲を撫でた。
「しようよ、全然デートとかカップルらしいことは何も出来てないからさ、ね?良いでしょ?やってみようよ」
わたしは本心をなるべく抑えつけて、渋々というような調子で了解した。
電話の向こうで何かゴソゴソという音が聞こえる。
「菜摘は今どんな服着てるの?」
「普通に、Tシャツと短パンだけど」
「じゃあ、先ずTシャツを脱いで」
わたしはスマホを机に置いて、Tシャツを脱いだ。
「脱いだよ」
「ブラジャーはしてる?」
「うん、してるけど」
「何色?」
「え?イヤだよそんな事言うの。恥ずかしいし」
「いいじゃん色くらいさ、ねぇ、何色?青とか?水色?」
「ピ、ピンク…」
「ピンク?!どんな柄?」
「何もないよ。ただのピンク」
「へぇー、そうなんだ」
直樹は急に黙ってしまった。
「…ねぇ、何黙ってんのさぁ!ピンクのブラジャーを付けてるの、イヤなの?」
「そうじゃないよ。たださ、菜摘がそのブラジャーを付けてるのを想像してたんだよ」
「もうー、恥ずかしい!」
そしてわたしは自分の胸を軽く触ってみた。
まだまだ成長の途中であるわたしの胸は、ブラジャーの下で
わたしは自分でその膨らみを揉んでみた。