ラブラブ

忙しい彼と合う日は…

久しぶり、とどちらともなく囁くように言い合うと唇を寄せる。

焦らしたりなんてしない、本能のままに貪り合うような激しく濃厚なキスは私の体にすぐに火をつけた。

彼の下半身に自分のそこを押し当てると彼の手が服の中に滑り込みウエストをなぞりながら胸へと上がってきた。

私も彼のシャツのボタンに手をかける。

私達はすぐにリビングの真ん中で生まれたままの姿になった。

「寝室に行こうか」

「そうね、それに少し寒い」

ふふ、と笑って裸のまま寄り添うように隣の部屋に転がり込む。

私がベッドに倒れこむと彼は暖房を付け、それから私に覆いかぶさった。

体中にねっとり絡みつく彼の指が足の間に滑りこむ。

「あぁ…っん…」

「もっと声、聞かせて」

そう言い彼は私の胸の先端を丁寧に舐め、時に食みながらクリトリスを指先でスリスリ撫で刺激してくる。

キュンと下半身が疼いて熱くなるのがわかった。

ゾクゾクして“聞かせて”と言われなくても自然と嬌声が漏れた。

彼の指がぬるぬるの割れ目から私の中へ入ってくると鼻にかかった甘い声が部屋に響く。

「香苗ってよく濡れるよな、次から次に溢れてくる…あ、そういえばさ」

彼が指を動かしながら唐突に話し始める。

「女性器の事を古語、ずっと昔の言葉では “ほと” っていうんだけど」

愛液が音をたてるほど ぐちゅぐちゅ かき回されてそれどころじゃない私に、淡々とした口調で彼は言葉を続けた。

「ほとばしる、が語源なんだって」

楽しそうに話す彼に、そんなどうでもいい話、今する必要ないでしょと言いたいのに口を開くといやらしい声が漏れてしまう。

クリトリスを親指で軽く押し、クリクリ弄りながら中をかき回されると まともになんて話せなかった。

「あぁ…っ!や、あ、あ、はぁぁ…ん…っ」

「凄いよ、どんどんほとばしってビチョビチョ」

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