不倫・禁断の恋

宅飲みで彼氏の友達と…

猫っ毛のふわっとした茶色の髪が目に入る。紗耶香の恋人、雅之がいつもの人懐っこい笑顔で立っている。

「彩奈ちゃんもトイレ?奇遇やなー俺もやねん」

雅之は二人を起こさないよう小さな声でささやくと、突然彩奈の腕を掴んでトイレの個室に連れ込んだ。

「雅之くん?何して…」

「しー…二人が起きてまうやろ」

不意に顔が近づく。

顎を持たれたまま動けないでいる私の口を彼の唇が静かに塞いだ。

「んん…ちょ、何して…」

彼につられて、私も思わず聞こえるか聞こえないかの小さな声で話す。

突然の事に怒りよりも驚きのほうが大きかった。

「前からええなーと思っててん、彩奈ちゃんの事」

「…今日、紗耶香と雅之くんの十ヶ月記念日なんだけど」

「せやな」

彼はそっけなく短い相槌を打つと再び唇を寄せてきた。

抵抗しようにもいつの間にか両腕はまとめて掴まれていて、特別大柄ではないにしろやはりその力は男性と言うべきか振りほどけるものではなかった。

一瞬、僅かに軽くかすめる程度のキス。

え、トイレに連れ込んで腕を抑えておいてこれだけ?

そんな事を思ったのも束の間で今度はしっかり触れる、けれど唇同士が重なるだけのキス。

そして回数を重ねるごとにキスは段々と濃厚なものへ深まっていく。

乱暴な割に丁寧で慈しむような唇の触れ合いに思わず鼻にかかった甘い吐息が漏れる。

ただでさえ酔っているのに彼から漂うアルコールの匂いがさらに正常な思考力を奪っていった。

大きな熱い掌が下着を付けていないスウェット越しの胸に触れる。

形をなぞるように滑らせたかと思えば時折柔らかな胸の形を変える程度に指を動かす。

「大きいなー、何カップあるん?」

「…最近、Eになった…」

「うはっ!でっかいなぁ」

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