艶のある悠奈の声はしょげる。
軽く笑った良太は、自分のズボンを下ろして性器を悠奈の膣入り口にあててなぞっている。
これは互いにかなり気持ちが良い。
もちろんコンドームは準備されている。
「ゆっくり入れるよ」
「うん、」
少しずつ、悠奈が苦しくないか気を遣いながら良太は入れていく。
狭くてぎゅうぎゅうな膣。
入りきらないうちに良太は腰を浅く細かく動いた。
「あ、あ、あ、ん」
リズムにのるかのように喘ぐしかない悠奈。
「ゆな。俺のやつでかすぎでまだ全部入らない。力抜いてみ」
しかしどうすればよいのかがわからない。
そんな悠奈の膣上にあるクリトリスを刺激した。
一瞬だけ開放的になる。
それを利用して一気に挿入した。
「っあああ!」
「くっ・・」
我慢ならない良太は思いっきり腰をうちつけて何度も攻める。
ピストン運動は休むことなくずっとずっとする。
悠奈も腰を上下に振ればなお気持ちが良い。
そしてなにより、ほかの誰かとセックスするよりも何十倍も気持ちが良かった。
「ゆ、な」
「んあ、もう、いきそ・・・」
「いいよ。ほら、もっと喘いで」
「あぁ、んゅ・・だ・・・め・・・・・・あっ・・りょ、た・・・」
「もっと名前呼んで」
「良太ぁ・・いっちゃ・・・・いっちゃうよ・・」
ものすごく喘ぐ悠奈に興奮してとまらない良太。
悠奈の膝裏をつかんでさらに奥へ奥へついていると徐々にまた膣がせまくなって密接してくる。
それは悠奈が達しそうだからだ。
それがまた良太を興奮させる。
「良太、い、いきそ・・・だよ・・」
「いいよ」
「っっっあああああぁ!!」
「っく・・」
悠奈が達した瞬間、良太は必死にいかないようにこらえた。
膣がひくつく。
そこでまた良太の性器はふくらみが増していく。
「んはぁ、良、た・・いっちゃった・・・」
「もっかい気持ちよくなって」
そういうと良太はさらにピストン運動を再開した。
一度達した膣はかなりの敏感になっていて、またすぐにでも達しそうになっていた悠奈。
「ゆ、な、・・・ぺろぺろさせて」
「うん、?」
「ゆなのおっぱいを舐めさせて」
良太に向かって悠奈は上の服を少し上におずおずとあげた。
かぶりつくように、執拗に、濃ゆいくらいねっとりと舐め上げる。
「はぅ!」
「もっかい」
「あぁぁん、っは・・」
ずっとずっと口に含んでは呼吸をかけながらコロコロと転がすと、また悠奈は色っぽい喘ぎ声を出す。
「あーだめだ。ほら、鳴いて、もう、もっかいいかせるから」
そう言って最初よりももっとさらに激しく腰をふる良太。
「あああぁぁあっ、だめだぁ・・・・きもちぃ・・・もっと・・・もっとせめて・・・」
「ほら、ほら!」
「んぁやああぁぁ!!いく!!いくよぉ!!!」
「いいよ。俺も一緒にいくから!」
「っあああいぁああああ!!気持ちい!りょ、たぁ・・・っいっ!!!!」
指を絡めてぎゅっと握りしめあう二人。
理性というたかが外れて、周りを気にせず腰を振り続けて、今度は一緒に達した。
「ごめん!!」
「へ?」
服を着ている悠奈に、良太は全力で謝った。
「どうしたの?」
「いやゆなのこと・・めちゃくちゃにした・・・合意もないのに」
「・・・ありがとう。お兄ちゃん・・・じゃなくて、良太だからいいんだよ。こんな風に気持ちよかったのって初めて」
「・・・正直俺も」
照れくさそうに頭をガシガシとかきながら良太は視線を外す。
その視線の先に自分がうつるように悠奈は動いた。
「痛くない?」
「うん、本当に大丈夫だよ。それに私、良太にならめちゃくちゃにされたいな」
「・・・・・・・・」
「?」
「またやりたくなるからやめろ・・・」
「ふふっ。次は・・私の部屋で、ね」
良太の耳元でそう囁く悠奈。
良太は全力で愛しい彼女を抱きしめた。
ずっとずっと、互いにほしかったもの。
互いの気持ち。
やっと、手に入れた。
これからは手をつないで、本当に好き同士で、これからの道を歩いていけるのだろう。
「そうだゆな。俺んちの合いかぎ渡すから、大事にしろよ」
「わーい!なんか、憧れてた。好きな人の部屋の合いかぎ~」
「あれ?あいつは??」
「好きだったけど・・・本命は昔から変わらず良太だから、なんかこの感じは初めてなの」
「そっか。俺にゆなの合いかぎくれよ?」
「もちろん!!・・・大好きだよ。良太」
「だ、か、ら。やりたくなるだろ!」
「じゃぁ帰ってからね」
「よし帰るぞ」
二人は笑いながら悠奈のマンションを目指して歩き出した。
初恋、実った悠奈と良太に幸せあれ。