「ほら、僕のものは少しよだれ垂らしてる。触って?」
「しかたないなー」
向かい合っていることをいいことに、
あたしはゆっくりチャックを下ろしてそのままに触れた。
やはりペニスの先端にあたっていたパンツが少しだけ濡れていた。
いやらしい。
本当にこういういたずら好きなんだから。
まぁ、別の子にやってるわけでもないし、いいんだけどね。
海人だしさ‥‥‥ん?
あたし彼氏に痴漢されたのに、よろこんでる‥‥‥??
「たまにこんなスリリングなセックスも気持ちいいでしょ?」
負けたよ。
海人には毎回毎回負けるよ。
「‥‥‥海人もいいの?こーんなによだれ垂らして‥‥‥」
根元を強めに握って、ゆっくりゆっくりと上下にこする。
いつも笑顔な海人は眉間にしわを寄せた。
珍しいな。
そんだけ海人もあたしで興奮してくれてるんだね。
‥‥‥あぁ、ほしいなぁ。
あたしの膣に突っ込んで、
ぐちゃぐちゃと抜き差しして、
アンアンって喘ぎたい。
今すぐ乳首を舐めてほしい。
あたしでもっともっと感じてほしい。
「‥‥‥晴菜さん、僕をいじめてるんですか?」
「いいえー」
「ここはどうですか?」
くいっと膣内の指は反対方向を向いて、
Gスポットを刺激された。
「っつ!!!!!」
その瞬間、思わずそっこーで達するところだった。
ほんっとにもー!!
「海人‥‥‥?」
「ん?」
「ここ、弱いでしょ」
少し呼吸を乱しながらもあたしは抵抗した。
亀頭を爪でふにふにとつぶして、
根元は反対の手で輪を作って締め上げる。
これは男性がイキたくてもイケない方法。
一番感じるし、一番興奮するらしい。
前に高校の友達が言ってた。
それがふと頭に浮かんで、海人に初めてやってみた。
「くぁ‥‥」
「ふふ。ほーら」
あたしが得意げにやってみると、
あたしの膣を急激に加速して出し入れされて、
またイキそうになる。
理性を保ちながら必死にお互いをこすりあうあたしたち。
公共の場で何をやってるんだか。
ふと、海人の指がストップすると、
あたしの耳元に海人がささやいた。
「ねぇ‥‥‥ここで入れたい」
「!!!」