恋のはじまり

ツンが激しい七瀬君

「あぅ……し、してる……! クリ、触ってるの……」

「ちゅぽ……ん、だよな。自分でエロクリに育てたのな。こっちは? 可愛がってあげねぇの?」

 ――にゅぷ、ぬぷぷ……

「あぁ、ふ、ん……! ナカは、あんまりヨくなれなくて……えっちの時はクリでしかイけないの……」

「へぇー……で? 週に何回してんの?」

「……ほ、ほぼ毎日。イクと、すぐ眠れるから、つい……」

「ははっ! エロくて最高」

 引かれるかな? と思ったのに、七瀬君は嬉しそう。男の人ってよくわからない。

「んじゃ、正直な華絵にご褒美」

 ――とろん……れろ、れろれろ……

「んぁぁあんっ! やんっ! いやぁああっ! あっんんぅ、まっ、それっ! イクぅうう!」

 ――ちゅぽっちゅぷぷ……ちゅっちゅっぺろぺろぺろ……

 優しく優しく、丁寧に。

 くすぐるように甘く、舌でナデナデと可愛がられると堪らなくなり、びくびくと震えながらあっという間に果てる、が。

「あぅうう……はぅっ! イクっ! イッたのぉっ! はぁんっ! あっ、あっ、あっ……やぁあっ! なんでっ! イったのにぃっ!」

「はは……よわよわなザコクリ、腰ヘコして押しつけてきてる癖によく言う……。そういえば約束のクリフェラ、まだだったな」

 ――ぢゅっ! ぢゅっ! ぢゅるぅうううううっ

「だめぇええええっ! イクぅうっ!」

 ――ぢゅぼっ! ぢゅるっぢゅぅうっ! ぢゅぼぢゅぼっ

 イっているのに。

 まだイってたのに。

 さらに深い強烈な快楽に視界が白み、身体中の痙攣が治らない。

 頭を前後するように施されるそれは、文字通り、立派なフェラチオだった。

――ぢゅっぢゅっぢゅぅうう、ぢゅぼっ!

 一際下品な水音を立てられたとき、理性なんてとっくに瓦解がかいしていた。

「イグゥぅうう! イクのぉおおっ」

 高められたまま降りられない私は肩で息するしかない。

 イキっぱなしの私をあやすように、七瀬君は私のお尻を撫で、内腿にちゅっちゅっとキスをする。

 イきすぎてぼうっとしていた私は、完全に体重を七瀬君に任せていたことにはっとして、

そして眼前の、迫ってくるように勃起したおちんちんの存在を思い出す。

 ――せっかくこの大勢なのに、私七瀬君になにもしてあげてない……。

 反省より行動が易し。

 気怠い身体を叱咤しったし、七瀬君のおちんちんを口に含む。

「んっ……ちゅ……おっきぃ……」

 舌を幹全体に這わせて、唾液でトロトロにし、口に入りきらない部分は手で握った。

 そのまま、彼がしてくれたように、ちゅうちゅうと吸ってみたり、ぺろぺろと舐めてみたけれど……七瀬君、気持ちいいのかな?

 不安になって身を捩ると、七瀬君が身体を起こそうと私の体勢を変えさせた。

「ご、ごめん……気持ち良くなかった?」

「いや、まぁ、気持ちよさより嬉しいが優ったかな」

 あ、これは気を遣われているな。

 いろいろ察した私は表情を曇らせてしまった。

七瀬君は慌てて「違う」と続ける。

「フェラ、慣れてないだろ? 俺が教えられるんだなって思うと、すげぇムラムラする」

 ここでイクのも教えたいし、と私のお腹を撫でる七瀬君。

「え、えっちすぎ……!」

「いーだろ。華絵に避けられている間もつもりに積もったもん、受け止めろよ」

 七瀬君はどこまでもずるい。

 それを言われれば私は逃げられないってわかっている癖に!

 私を組み敷いた七瀬君が、このあとGスポットからポルチオまでしっかりと開発して、潮吹きする頃には私がトんじゃっていたのはまた別の話。

- FIN -

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