「んぁああっ! あっあっあっ、ぁあんっ!」
懸念していた痛みはなくて。
むしろ、奥を、Gスポットを、余さず丁寧に、重たくぐりぐりと攻められて、いつまでも絶頂から降りられないような苦しさに誘われる。
とちゅとちゅと、膣壁を味わうように突き上げるピストンは、意地悪なのに気持ちよすぎて
そして
くにぃ、くにっくにくにくにくに
「ああああっ! いやぁああっ! イ、ああっ! イくぅっ! いくいくいく……!」
とちゅんとちゅんと甘く優しくピストンをしながら、親指に引っ掛けるようにクリトリスをこりこりくりゅくりゅ撫でられて……
一番弱い裏筋を撫でくりまわされてイかないわけがない。
きゅんきゅんとペニスを締め付けながら、断続的な声が漏れる。
もうすぐそこ、という瞬間に
どちゅんっ!
「んぁぁっ、ああああっ!」
一際強く貫かれて……あっという間に果てた。
「ふ、ぅう、はぁはぁ……」
懸念していた痛みの一縷もない処女喪失。
覆い被さ先輩の温度に微睡む――のは、1分と与えられなかった。
「ん、じゃあ、続きな?」
身体を起こした先輩は、私の膝裏を掴み、開脚させて、ばちゅんばちゅんとペニスを突き立ててくる。
「えっ!? んぁあっ、やっ! あぁんっ! な、んでぇっ??」
「くっ……! 俺、まだイってねぇもん……っ!」
「あぁんっ! や、ぁあっ! まって、まだぁっ!」
射精のための本気のピストンはぐりぐりと私を攻め抜く。
奥も、Gスポットも、入り口も、全部全部貫く狂暴さに、私の身体は全面降伏していた。
気持ちいけれど強引で、貪られるような気持ち良さにうっとりしていた……
これまでの先輩がどれほど私に気を遣ってくれていたのかを思い知らされる。
「んやぁあっ! あぁあっ!」
「あー……締まる……またイク? なぁ、榊が『先輩大好き』って言ってくれたら、俺も一緒にイけそー……」
気持ち良さそうに、意地悪な笑顔で……
けれどもとびきり甘いキスをしながら、そんなことを言われてしまえば。
呆気なく降伏してしまう私は、きっと一生先輩に敵わない。