あーそぉ、と
子憎たらしいくらい
そのくせ目の奥だけはギラギラと……獲物を眼前にちらつかされた犬のようで。
――あ、食われる。
覚悟せざるおえないぎりぎりの淵まで、私をじりじりと追い込むのだ。
「ん、ふ……」
にゅるりと、深く重なる唇の、わずかな隙間を縫うように絡められる舌。
ぬる、にゅり……くちゅっちゅっちゅっ
ぬるく、けれども熱く
「んぅ、はふ……んむ……!」
息を奪い合うほど苦しいのに、腰が重だるく気持ちよくて、頭がおかしくなりそう……!
上顎に舌の腹をぺったりと這わすようにくっつけられると、じわぁっと子宮が熱くほてる。
そのまま、すり、すりっと優しく撫でられてから、尖らせた舌先で歯の裏のあたりをチロチロなでなで……。
「せんぱ……ん、ふぁ……っ」
角度を変えて、唇を啄んで、舌を吸い上げて、唾液を舐めとる。
溺れるようなキスの合間に、薄く眼を開ければ……こちらを射抜く視線に当てられる。
そして
「ぁん……んー!」
唇で塞がれたまま、大きな手のひらは私の平坦な胸を捉えた。
もみゅもみゅと……片手で収まり切ってしまう貧相な胸を、大胆に揉みしだきながら、トップスの裾に手が侵入し……。
「せん、ぱ」
つい、その手に爪を立ててしまう。
「……なに」
あぁ、眉間に皺が寄るところもかっこいい……じゃなくて!
「私、む、むねが大きくないのですが……」
「見りゃわかるよ」
もにゅ、と。
無遠慮に揉まれ「んにゃぁっ!」変な声が出た。
「きょ、巨乳が好きって言ってたくせに!」
「え、いつ」
「今日! 飲み会で! そもそも私歳上ですらないですよ!」
………
………