もうやめて!と叫んで振り払おうとしても、弱々しいはずの野村の腕はびくともしない。
彼女の腰をしっかり掴み自分の顔に押しつけ、暴れる珠菜の性感帯を正確に突いてくる。
………
………
「あっ…ああああいやぁっ!」
………
………
がくん!と力が抜ける。
と同時になにか生暖かいものがあふれたのがわかった。
ジュル、と野村が彼女の性器に口を付けほじくるように
………
………
(まさか…)
………
………
野村は体を起こすと珠菜の顔を掴み、強引に口を開けさせると唇を押し付けてきた。
生暖かい自分の体液が流し込まれる。
すこししょっぱくて、生臭い
最悪、と思ったが、その実「変態っぽい」と内心
口の端からビチャビチャこぼれるその汁音に当初とは別の倒錯的な感情の昂ぶりを感じる。
………
………
「どうです?自分が吹いた潮の味は」
………
………
野村のいやらしい笑みに、珠菜もまた意味深に笑い返した。
………
………
「私ね、やっぱりあなたのこと、そこまで嫌いじゃないみたい」
………
………
結局私は、倫理や一般論はさておき気持ちよければなんでも良いのだ。
………
………
そしてそれは彼も…
………
………
- FIN -