第五章：本当の愛
「もう無理」
健人はそう言ってあかねに襲い掛かった。
まずは唇。
噛みついて何度も何度も吸い付いた。
その口の端から漏れるあかねの声に欲情する健人。
「っふんぅ、」
「はぁ。やばい。あんたのその声とかやばいから」
「私は…」
「兄さんのものでもいい。今は俺を見て」
両ほほを健人は自分の手で覆った。
涙ぐんでいるように見えるあかねは優しく抱き返した。
気が付けばあかねのスーツの上を脱がし、ブラウスの上から胸をモミこむ。
見た目からは想像つかない大きい胸だ。
やんわりともんでいると、すごい速さで健人の竿は膨れ上がった。
「ぁ…」
「わかるだろ？俺のこれ、もう出そう」
「…ぷっ」
その切ない表情とこすりつけてくる感覚にあかねは笑った。
「笑うな」
「すみません、でもなんだか…」
「頼む。名前を呼んでくれ」
「え？」
「頼む」
「…はい、健人さん」
そう言って笑うあかねはどの女性よりも美しくって、かわいくって、健人は我慢ならない。
あかねはズボンの上から健人のものをなぞる。
全体をなぞるのではなく、人差し指と中指で何度も何度も上下になぞって力をこめる。
するとびくんと跳ねるのが分かった。
次第にあかねの胸はブラジャーも外されていて、おおきく輪郭がはっきりしているスタイル。
指で胸の先端をくねくねとつまむと、あかねの艶のある声がする。
次第に満足できずに、健人は胸を口に含み始めた。
「っ…はあん、ぁ」
「はっ…あかね…」
「ふ、くんだまま、しゃべらないで…っ」
「なに？？」
「い、じわる」
ちゅぱちゅぱ、レロレロと乳首を刺激する。
そうかと思えば次は胸の乳輪を少し固めた舌でなぞる。
ゆっくり、まるく、なぞられてあかねは声をがまんできずに大きく吐息を吐いた。
執拗に舐められているあかねは徐々に欲望がとまらなくなる。
「私も…舐めたいっ」
「いいの？」
立っている健人のズボンを脱がして、しゃぶりついた。
一気に根元まで含んでは吸い込みながら引いていく。
それを繰り返していたところ、これは気持ちよすぎるといって健人は腰を動かした。
あかねは健人の竿を必死にしゃぶりつつ、そして舌を竿周辺を回すように舐める。
カリの部分も丁寧に舐め上げる。
負けてられないと健人はひざをついていたあかねを床に押し倒す。
今度はシックスナインの形になり、健人はあかねの膣を、あかねは健人の竿を舐めあっていた。
次第にあかねは気持ちよくなりすぎで舐める勢いは薄れていく。
健人はそれがうれしかった。
いじわるそうに健人は腰を動かす。
するとあかねは口から竿を出し、カリを中心にぐるぐると舌で舐めた。
「っあ…」
予想外の健人の喘ぎ声。
あかねは気分良くして同じく攻める。
負けていられないと健人はすでに主張してきたクリトリスをむきだして舌先でちょんちょんと触れる。
そのたびあかねは大きな声で喘いだ。
「ひ、ん」
それを徐々に回数を増やしていく健人。
くわえていられなくなったあかねは喘ぐだけになった。
そしてコロコロとされて危うく一人でイキそうになっている。
「もうだめだ。挿れるからな」
健人は有無を言わさずに少し乱暴気味に、激しく主張している大きな竿を、寝そべっているあかねの膣に少しだけ入れた。
「っああぁ、あ…はんっ」
「あー…やばい気持ちいい」
それから大きくあかねの股を広げさせて奥に、奥にとピストン運動を激しくする。
たまっていたのか二人は速攻にイキそうになる。
しかしもっとつながっていたい気持ちで動いては止まって、動いては止まってと時間をかけていた。
「わりぃ、俺もう無理。イカすわ」
「え？」
腰を固定して今まで以上のスピードで健人は動いた。
「あ！あん！も！だっめ」
「俺もイク！一緒にいくぞっ」
「っっあああああ！！！」
「くっ」
二人は同時に達した。
