まだ新人の冴美に色々なことを教えてくれた佐渡は――仕事以外のことも、こっそり冴美に指導してくれた。
例えばこうして――仕事中にみだらな行為にふけることもその一つだ。
男性にしては細く長く、美しいとも形容できる佐渡の指が、冴美の中をくるくるとかき回す。
冴美の身体は快感に身もだえ、くねくねと淫らに動いた。
気持ちが良くてたまらない。
とめどなく溢れる愛液が内ももを伝い、冴美のおろされたストッキングに染み込んでいく。
指が動くたびに愛液が粘着質な音を立て、車の空気を官能に染めていく。
「もう、ほしいっ…佐渡さんっ…!」
冴美が手を伸ばすと、佐渡の股間のモノはすでにガチガチに硬くなり、スーツにテントを這っていた。
布越しにもわかる、火傷しそうな程の熱と、たくましい剛直。
冴美の細い指がチャックを下し、中からペニスを取り出すと、それはぶるんと勢いよく飛び出してくる。
先端は先走りに濡れ、冴美の指がそこに触れると、くちゅりと淫水が指を濡らす。
冴美の手がペニスを擦り上げ、先走りを竿に塗り付けるように上下する。
力強く天を仰ぐ男根は太く、扱くたびに熱が上がっていくように感じられた。
根本まで刺激し、同時に先端の小さな穴をほじくるように優しくこね回すと、佐渡が小さく呻く。
もっとして欲しいとでもいうようにペニスがびくりびくりと揺れ、涎がさらにあふれ出した。
竿を両手で包み込み、上下にリズミカルに扱き続ける。
先走りがこぼれながら竿に伝い、ぐちゅっと手が動くたびに肉棒を濡らした。
冴美に性器を愛撫されながら、佐渡は自分のバックを引き寄せ、中のポケットからコンドームを取り出す。
仕事用のバックから出てきたコンドームは、お前はとても淫らな行為をしていると冴美に訴えているかのように感じられ、それが余計に興奮する。
まさか誰も思っていないだろう、佐渡のカバンにコンドームが隠されているなんて――。
ぴ、と包装を破り、ギンギンにいきり勃った肉棒に薄いゴムの膜をかぶせていく。
熱に充満した車内は熱く、冴美は少しだけ窓を開けた。
まだクーラーをいれるには早いが、少しずつ夏に近づいてきた外の空気が、少しだけ車内に入ってくる。
汗にぬれた冴美の頬を優しく風が撫でる。
コンドームを装着し終わった佐渡のペニスが、冴美の脚の間にあてがわれた。