マニアック

絶倫男しか愛せない私って一体・・・【後編】

「んっ・・・」

私は何度か、嘔吐きながらも隆史君のモノを愛撫した。

隆史君はどうやら、私が初対面の男に悦んで口淫奉仕をしたことに嫉妬しているようだ。

他の男とヤッているところを見たいだなんて自分から言い出したくせに、随分と自分勝手
ではある。

それでも、必死に奉仕していると、私の体も熱を持つ。

隆史君が欲しい・・・、そっと視線を上げる。

隆史君も同じ気持ちのようだった。

 

私たちはそのまま布団で繋がった。

正常位でお互いの手を合わせて、ピストン運動をする。

昨夜の英彰君とは対照的な、穏やかで優しいセックスだ。

「真由美、早く抱きたかった・・・」

「私もだよ、隆史君・・・」

お互い昨夜は別々の相手と交わったというのに、私たちは燃え上がっていた。

英彰君のテクニックはステキだが、それでも、隆史君との体の相性は抜群なのである。

「・・・んっ、ああっ!」

隣室から女の喘ぎ声が聞こえてくる。

英彰君と菜々子さんだろう。

あちらは朝からとても激しいようだ。

獣のような喘ぎ声を聞きながら、私たちは心ゆくまで交わった。

 

結局、2泊3日の旅は、昼と夜はバーベキューをして、それ以外は、コテージで相手と体位
を変え、交わり続けた。

着替えもせず、私はサイズの合わない隆史君のTシャツを着て、彼や英彰君と性交をした。

菜々子さんは昨日より大胆になっていた。

私の様子を見て、解放的になったのかもしれない。

まだまだ厳しい残暑が続いている8月の湖畔。

コテージの外からは、家族や友人とはしゃぐ宿泊客の声が聞こえる。

昨夜の狂宴を経験した私たちに、もはや抵抗感はない。

今はただ快楽を求め、相手の体を貪るだけの存在である。

こうして、処暑が過ぎ、暑さも少しずつ和らぎだしてきた8月の週末でしたが、私たち
4人の淫らな夏の思い出は、熱く淫らに過ぎていったのだった。
………

………

………
それから、翌年の10月、27歳になった私は隆史君と結婚することになったのだ。

出会った当初は、体だけの関係で、本気で付き合ったり、ましてや結婚なんてこれっぽち
も考えたことはなかった。

お互いのプライベートに対しては、あまり深入りしないというのが、セフレというもの。

面倒なことは一切せず、ただセックスをするためだけに、したい時に会ってする関係。

そして、コトが済めば、さっさと帰るだけ。
………

………
そんな関係だったにもかかわらず、私は隆史君と体だけでなく心も結ばれてしまった。

そして、隆史君との結婚を機に、初めて避妊具を使うことなくエッチをしたのです。

もちろん、子作りの目的のためだけで、普段は、基本的に避妊具は着けてしています。

長年、ずっと守り続けてきた紀彦叔父ちゃんとの約束した、心に決めた相手が現れるまで
避妊具を着けないという決め事。

その約束事が、ようやく成就し、また成仏したような気がして、虹の橋を渡っていった
紀彦叔父ちゃんも、天国でホットしてくれたに違いありません。

紀彦叔父ちゃん、安心して天国でゆっくり休んでね。

そして、これからも、私をずっとお空から見守っていてくださいね。

- FIN -

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