―あぁ、やっぱりセックスは気持ちいい。
あたしは少しだけ感動を覚える。
だってあたし‥こんなに誰かに求められたのは初めてに近くて。
なんだか欲求がふわっと消し去ってくれる。
友達もいない、家族はいるけど無関心だし。
でもいいんだ‥‥見た目とか性格とか、なんでも許してくれるんだ。
そのことであたしの中のスイッチが切り替わりました。
それからです。
一緒に暮らしている家族にも横柄な態度をとったり、
人の機嫌悪いことで当たられても、あたしには男性がいる。
マッチングアプリで出会ってかまってくれる男性がいるから。
だからなんでも乗り越えられえた。
いつまでもさみしい思いしなくてもいいんだね‥‥‥
あたしは今までの人生で、誰かに嫌われて中傷されても、
大切なことを書いた手紙を投げ捨てられても、
重大クレームを引いても、
話を聞いてくれる“人間”はいる。
現時点では男性がそれに値するだろう。
だからあたしは誰かに沼ってしまって抜けられず、
依存して相手から離れられてもまた別の男性がいる。
タダでセックスする代わりにたった1分でも10分でもいいから‥‥‥。
ただただ、あたしだけを見て考えてくれる異性がほしいんだ。
‥‥‥
‥‥‥
「は、ぁ、、」
あたしはいつの間にかバックになって奥の奥を突かれていた。
激しくて激しくて、外にパンパンって音が響いたらどうしようかと、
ありえないくらい怖くて困惑して、感じてしまった。
「やっべー‥‥めっちゃ気持ちいい」
「んぁ、ほんと!?」
「中の締まりがすげーよ」
気が付けば自分から腰を振って求めてしまう。
あたしは貪欲に男性を求めてしまっていた‥‥‥‥‥‥。
「あ、ん、っ、いぃ‥、いい!」
「やばいっ、いく‥っ、きもちい、すぎ、はぁは、」
どんどん勢いだけが加速している。
「いぁ、ああぁんん、っあ、」
あたしは全力で喘いだ。