学生もの

サークルの後輩に…いたずら心で…つい

携帯の画面に目をやると、LINEのアイコンに3と数字が出ている。

どうせ、くだらない誘いだとうと開けてみると

どちらかと言うと、ずっと居ると疲れるタイプの静から放課後のお誘い。

無駄に絵文字が多い、長いLINE。

もちろん、今日はそんな気分でもないので断る。

しかも、素気のないたった一行の文章で。

そして、同じ大学の男友達からきた軽い遊びの誘いも、軽く断る。

セフレにしても友達にしても、特定の相手に束縛されたり依存したりするのは性に合わない。

面倒で煩わしい恋愛感情に左右されるよりも広く浅く気持よく遊べる相手がいれば十分。

だいたい恋愛しているカップルはどちらかが相手に振り回されて日替わりで感情が変化している。

そんなのごめんだ!

一度寝ただけで恋人ヅラする男もいないわけじゃないけれど、

SNSにしろ電話にしろ拒否設定一つで縁を切れるのだから良い時代だ。

少なくとも私にとっては。

そうやって出会っては遊んで、寝ては消して…

水樹みずきはそれを虚しいとは思っていなかったし他人にどう思われているかなんてことは彼女にとって大した問題ではなかった。

むしろ自分のペースを保てることが一番大事なのだ。

そんな水樹が今、なんとなく興味を持っているのは大学の後輩で、いかにも童貞ですと言うような地味な男。

彼、木村きむらとは同じサークルなのだが接点は特に無く、そこそこ可愛らしい顔ながら女子と話している姿は見たことがない。

普段は派手な男とつるむ事の多い水樹だがそういった男たちに少し飽きてもいた。

(年下の男の子を手取り足取り責めてみたいなー…なんて)

「ねえ」

「は、はい…先輩、なんでしょうか…」

「水樹でいいよ。今日、この後よかったら二人で遊ばない?」

サークル解散後に軽く誘ってみると一瞬、キョトンとした表情をしたが木村は簡単に頷いた。

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