「すご…あっつい…」
手でペニスを上下にしごくと、先走りが絡み、水音がする。
くちゅ、くちゅ、と淫らな音と、蒼士の乱れた息が薄暗いオフィスに響いていた。
「っ、せんぱいっ…」
蒼士の腰がゆっくりと上下に揺れ、その性的な動きにくらくらする。
目線を上げると蒼士と目が合い――視線が絡み合った瞬間が合図だったかのように、蒼士が動いた。
亜希子の腰を引き寄せる。
蒼士の手が亜希子の下着の一部を横にずらし、性器があらわにされると、ぬる、と膣口に硬いものがこすりつけられた。
「いれますっ…」
尻をつかまれ、熱を帯びたペニスが亜希子の性器を擦る。
亜希子が答える前に、それはぬるりと肉壁を押し分け、ナカへと入り込んだ。
「あっ!あ!」
愛液でぬめるそこは、一切の抵抗をせずに男のペニスを飲み込み、きゅう、と締め付ける。
滾ったソレが体内に入ってくる感覚に、全身の肌が
根本まで挿入されたソレが一度動きをとめ、蒼士もはあ、と息を吐く。
下腹部がぴたりと合わさり、身体が絡み合う。亜希子の腕が蒼士の背中へとまわされ、太ももが腰に巻きついた。
すぐ目の前の蒼士の胸から、激しい心臓の鼓動が響いてくる。
「はあぁ…」
身体の奥から湧いてくる劣情に身体を支配されてしまったように、目の前の男のことしか考えられなかった。
ナカで脈打つペニスが、気持ちよくて仕方ない。
性器をこすりつけるように腰を揺らし、薄く瞳を閉じる。
蒼士の腰が、途端に激しく動き始めた。
「はあっ!ぁあんっあっは…!」
ぱん、ぱん、と肉がぶつかる音が響き渡る。
そのたびにあふれる亜希子の声は甘く、とろけるように淫らだった。
身体の奥を穿たれる度に、快感がとめどなく亜希子の身体に襲い掛かる。
奥を揺らされる快感と、ナカを擦られる快感――それに、クリトリスに与えられる衝撃が合わさって、すぐにでも絶頂してしまいそうだ。
身体をぎゅう、と強く抱きしめられ、腰を打ち付けられていると、まるで自分が獲物にでもなってしまったように感じられる。
目の前の男の欲をぶつけられ、逃げることも出来ない――その状態がさらに興奮をあおり、亜希子の声がますます甘さを増していく。