「なに?どうした?何を触りたいのかな?」
「ぺ‥‥‥」
「はっきり」
「~~~っもう無理!」
我慢なんかできない。
あたしは思いっきり瑞樹さんに抱き着いた。
そうすれば同意とみなしたと判断した瑞樹さんは責めてきた。
乳首を硬くした舌先でいじられれば、声が出る。
「ぁう‥‥ん」
声を出すことを抑えていたが、もう無理だ。
全力で感じてしまう。
ゆっくりと乳輪に沿って舐められると思いきや、次は舌全体で乳首を覆う。
さらに乳首を吸い上げられながらコロコロと転がされれば、
もうイってしまいそうなくらいの気持ち良さだ。
こんなに身体の相性がいいのかと思って驚く。
あたしはなんとか快感で痺れる手を伸ばして、瑞樹さんのペニスに触れた。
それはすでに完璧に勃起している。
あたしの身体で勃起してくれてるんだ。
やばい、うれしすぎる。
………
………
彼氏とはわりとマンネリ化していて、セックスもあまりって感じだった。
それはけっこう前からの話。
ここまで気持ちいい気分になれたのは本当に久しぶりだなぁ。
「‥‥‥考え事?」
「え!?」
そんな回想をしていると瑞樹さんに図星を刺された。
「へー余裕あるね、雪乃ちゃん」
「あ、いや」
どうしよう!このまままさかお預けで帰宅!?
やだよー。せっかく相性がいい人と巡り合えたのに。
「目つぶって?」
「はい」
あたしは素直に目を閉じる。
何かガタガタと音がした。
それから少しすると後ろから瑞樹さんの声がした。
「目開けていいよ」
「‥‥‥?」