恋のはじまり

仕組まれた同窓会…

「んっ、はぁ、奥ぐりぐりするの気持ちい」

「く、ぁ……!」

私はふぅふぅと鼻で息をしながら、上半身を少し前傾させて先生を覗き込んだ。

汗で前髪が額に貼り付いて、色っぽい。

「どうやって動かれるのが好き?このザラザラしてるとこで扱かれるのは?」

「っあ、それ、やばい」

Gスポットを擦り付けるようにして腰をグラインドさせると、先生はまなじりをひくりと引き攣らせて、切羽詰まった声を上げた。

いつの間にか私の腰に添えられていた先生の手には、弱々しいながらも力が戻ってきている。

――跳ね除けられたら、つまらない。

私は鏡の前で散々練習した、最大限に蠱惑こわく的に見えそうな笑みを浮かべて、ゆったりと首を傾げて見せた。

「素直な先生なんて初めて見ました。可愛さ百点満点です」

「か、からかわないでくれるかなぁ。――ッ、あ、水谷、それはやばいって」

膣壁でこそげるようにして腰を揺すり、先生の胸元に乳房をくっつける。

先生のでこぼこした雄が気持ちいいところに当たって、体と心が満足げにほころんでいくのが分かった。

「先生、イきそう?ね、私にえっちなことされてイきそうですか?」

興奮して早口気味に先生に問いかけると、先生は眉根まゆねをぎゅうと寄せながら全身の力を抜いた。

「あーもう、降参。イきそ。っていうか、イきたい」

「いいですよ、このまま……っ」

秘処にぎゅうっと力を入れて、先生の剛直を締め付けながら抽送する。

膣内を余すことなく満たされて、私の唇は恍惚こうこつに濡れた。

「……っ!みず、たに……っ」

「ひぁッ、あ、出て……るぅ!」

びゅぐぐっと、膣と子宮に熱い飛沫を受けながら、私は全身を赤く染め上げて絶頂した。

先生の剛直が跳ねるのに合わせて、私の秘処も勝手に収縮を繰り返す。

………

………

………

「っ、はぁ、はぁ〜〜……やっちまった」

先生は息を乱しながらそう呟いて、両手で顔を覆った。

その手の甲にちゅっとキスをすると、先生はそろりと片目を覗かせて私を見やる。

「ごちそうさまでした。あ、別に付き合ってとか言わないですから」

「えっ……ヤり捨て?ヤり捨てするつもり!?」

先生は慌てた様子で私の肩を掴むと、思ったより鍛えていたらしい腹筋を使って、私ごと上半身を起こした。

「水谷、俺のこと好きなんだよね……?」

「すきですよ」

「じゃ、じゃあさー……その、付き合う?」

視線を逸して、目元を赤らめつつ、気まずげに先生がそう言った。

「先生がそうしたいならやぶさかではないですが……」

「普通さぁ、好きなら付き合いたくない?少なくとも俺はそうだけど……。ま、OKってことでいいね」

先生はため息をつくと、私の肩をぐんっと押して、あっという間にベッドへ仰向けに転がした。

………

………

………

「俺も君が生徒のときから可愛いと思ってたよ」

「……!」

頬を赤らめた私を見つめて、先生はちっとも先生らしくない顔で笑ったのだった。

- FIN -

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