そうとう気持ちよくなっているのだろう。
その声色で伝わる。
荒れている呼吸の中で漏れる色っぽい声。
それは和人をヒートアップさせる良い材料だ。
反応する部分をさらに突き上げる。
すると涙を流しながら、和人にとって最高の表情をしているまゆ。
和人のいたずら心が膨れ上がる。
「ここ?ここがいいの?」
「っぁあ、そ、こ・・・がいい・・・もう、だ、め・・」
「仕方ないな」
もう一度口を口でふさぐ。
いつしかまゆは理性を失い、初体験のわりには腰の動き方はエロく感じた和也。
自然か、と思いまたまゆの良いポイントを突きまくる。
「っ、むぅ、む、ぅう・・・」
苦しそうな表情のまゆ。
しかしそろそろいきそうになっていることがうかがえた。
そのため、まるで心の中では「逝け」と叫ぶ和人の声に応じているように達しそうになる。
さらについていると、あるところで膣がぎゅっと狭まり、その余韻を残してまゆは達した。
「ぁ、あ、はぁ、は・・・」
膣の中はきゅうきゅうとなっている。
全身で感じて、全身で呼吸をしている。
荒れている呼吸は正そうとしてもなかなか正せない。
和人は動きをいったん止めて、頭を撫でた。
「大丈夫か?」
気を遣って話しかけてみる和人。
「うん。っは、大丈夫だよ・・」
「動くぞ」
「うんいいよ」
返事を聞いてから、和也は腰のスピードを上げた。
さきほど達した膣の中はさらにきつくなっていた。
それが逆に和人の性的に歯止めを効かないようにさせた。
「ごめん、俺もう理性きかない。このまま俺もいかせて」
「っ・・またく、る・・・」
「一緒に、いくぞ」
「き、すして・・」
まゆの要望に応えるように、和也はキスをしてまゆの声を塞いだ。
また口内を舌で絡めて濃厚なキス。
体位を変えてまゆを机に置き、正常位でまた動き始める。
腰は今までの中でもっともよく動いている。
むさぼるようなキスと、これまでになく性的欲求が表に出てきて和人を支配する。
「あ、あぁ。まゆ。まゆ・・」
何度もまゆの名前を呼んだ。
まゆは答えるように和人と呼ぶ。
「かず、と・・かずとぉ・・」
「まゆ。いっ・・・いくっ・・・・」
「いって、お、願い・・」
「----っく!」
最高潮にたっしたとき、その瞬間、和人も達した。
和人の激しさのあまり、まゆは気絶していた。
かわいいな、なんて思いながら前髪をすくってキスをした。
「これは誓いのキスだ」
「なんの誓い?」
予想外に目覚めたまゆは、目をキラキラさせていた。
「ねぇ、なんの誓い?」
「・・・そうだな。まゆがもっと良い女に成長したら教えてやるよ」
「今聞きたい」
「・・・へーへー」
そういうまゆの髪を一束持ち、髪の毛にキスをした。
「今は兄妹。けど心は違う。俺が選ぶのはお前だけ、まゆだけだ。いろんな壁超えて、絆も束ねて、いづれ親に許しを請いてまゆを一生の嫁にしたい。許されないならさらっていくから。覚悟しとけ」
「・・・・・」
この瞬間、まゆの頭からは熱が解放された。
まさかこんな風に言ってくれると思ってもみなかったから。
なので戸惑っていると和人は笑った。
「だからほかの男を選ぶな。見るな。話もするな。わかったか」
「・・・くすっ。ある程度わかったよ」
「ある程度?」
「うん。加藤くんの件だけど、ちゃんと言うね。好きな人いますって」
「旦那がいるとでも言っておけ」
「な、変な方向に行きそうなんだけど」
「それがいい」
お互いがお互いの本音を言い合った結果、良いほうに結びついた二人。
この先もけんかして、兄妹になって、男女になって、
こうやって生きていくんだろう。
いつか一緒になれる日を夢見て。
乗り越えるべき壁は家族だが、二人は二人で家族を作りたいと願った。
それは二人のこれからも目標となるだろう。
この二人なら、きっと、
大丈夫だろう。
お互いが