「お姉ちゃん?」
あたしは至が出ていかないように
「わ、わかったから泣かないで!」
その場でそれは収まって、またいつもの日常に戻るんだ。
そう思っていた瞬間、至の携帯が鳴った。
「誰?」
「あ、彼女から。ちょっと電話してくる」
「彼女?」
「うん」
「…………至にはあたしだけで…………」
「ん??」
「至!アンタはあたしのモノなんだから!!許さない!!」
「お姉ちゃん!?」
爆発した。
だって彼女なんて家族じゃないから、
身体を重ねることもキスすることもできるんだよ!?
ダメ、ユルサナイ。
至はあたしのものだ。
近くにあったペットボトルで至に投げつける。
ぶつかるとあたしは不安になって謝り続けた。
「ごめ………至ごめん…………」
「いいよ、大丈夫」
「でも至が悪いんだよ?彼女なんて作るから。至はあたしだけ」
たまたま部屋に置いておいたスタンガンで至を撃ち、眠らせる。
…………
…………
…………
「ごちそうさま」
そういう至の声でハッと我に返った。
「…………」
「お姉ちゃん…………!?」
あたしは黙って至の前にいる。
少しだけ至のほほに赤みが差してきた。
「??」
自分でもわからない様子。
けど身体は正直で、至の股間は膨れ上がってきていた。
「っ」
「至…………」
あたしは超えてはいけない線を越えるんだ。