マニアック

ハプニングバーでイキっぱなし

「あっ、あっあっあっ!」

「んー、なぁなぁショーゴ、このまま連続イキしてたら潮吹くかなぁ、んっ、ぢゅヴぅうううっ!」

「んぅううっ! 吸うの、だめぇええっ! クリとれちゃぅううっ!」

「はいはい、モモちゃん腰ヘコやめてね。触り辛いでしょ。……潮、もう秒読みでしょ。
Gスポ、ぷるぷるして怯えてるね。これ以上気持ち良くなることが怖いんだ? 
大丈夫だよ、ちゃんとモモちゃんのおもらし見ていてあげる。
だから、ほら、もっと深く、イけよ」

 ショーゴに耳元で囁かれながら、Gスポットをぐっぐっぐっと押し上げられた瞬間。

 アキラもクリを舌でぐっぐっと押しつぶしていて……私はそれを止められなかった。

「ああああぁっ! やめっ……! でちゃうっ! でるぅうううっ」

 ――ぷしゅぅ、ぷしゃっ! ぷしゃ、じょぼぼ……

 粗相そそうに似た快感と登り詰めたまま降りられないのに、決定的に突き上げられた快楽で気が遠くなる。

 やっと密口から顔を離したアキラは至る所びしょびしょで見ていられない。

 

「どう? モモちゃん潮吹きはじめてなんだっけ? 気持ち良かった?」

「ふぁ……はぁはぁ……ん、聞かないで……見てわかるでしょ……」

 私は荒い息を潜めるのに必死で、アキラとの会話に付き合う余裕がない。

 そんな私をショーゴがよしよしと頭を撫でてくれる。

「モモちゃんの口から『気持ち良かったよ』って言われたいのにぃ。反抗的じゃね?」

「確かに。今のはちょっと微妙だね」

「……え?」

 ショーゴはあっさりアキラの肩を持つ。

手つきも態度も優しいから、なんとなく裏切られた気分だ。

 そして

「反抗的なモモちゃんの腰ヘコダンスまた見たくなっちゃったなぁ」

「俺も。ねぇ! 誰か、オナホ持っていない?」

 今度はアキラが私の身体を拘束して、ショーゴが私の正面に来る。

「オナホって……え、なんで……?」

 意味がわからず、でも、絶対ろくなことにならない予感だけはする。

困惑する私に、アキラは「天国を見られるよ」と悪巧わるだくみをする猫のように笑った。

 

「なぁ、あそこのプレイやばくね?」

「女の子ずーっとイきっぱなし。てかクリばっかりいじめられてんの」

「大人しそうな子なのに随分大胆だな」

 今になって、2人以外の、プレイ外で見学している人たちの声が鮮明に聞こえる。

 恥ずかしくて見ないようにしていたけれど……ショーゴとアキラ以外に、5人。

 いや、その後ろにも、遠巻きに視線だけ寄越す人もいる。

 下着姿の人もいれば、立派に天井を向くものを晒している人も。

中には自分で慰めている人もいた。

 みんな、私に興奮した証拠だ。

 

 私――普段は真面目が服を着たような容姿で、仕事と家を行き来するだけの、毎日毎日同じことを繰り返している……

掃いて捨てるほどいるであろう、つまらない人間の私。

 それが今、複数の男の前で全てを晒し、快楽を貪り、捕食されそうなほど魅了している。

 その事実に、仄暗ほのぐらい喜びが込み上げた。

 ――もし、代わる代わる、ここにいる全員に挿入されてしまったら?

「……っ!」

 きゅううっと切なく、奥が疼いた。

 こんこんと溢れる愛液が、ひくひく痙攣する膣が、今か今かと待ち望んでしまう。

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