「見せてあげよう、彩乃がイってるところ……ね」
彩乃が逃げようとするのを、雅史がさらに強く抱きしめる。
彩乃からは見えないが、人に見られていると思うと彩乃は身体をばたばたと動かして雅史から離れようとした。
しかし、雅史は彩乃を離すことなくさらに強く腰を彩乃に押し付ける――クリトリスがぐっと押し込まれ、その瞬間、狂おしいほどの絶頂が彩乃をおそった。
「ひっ、イ――――ッ!!」
クリトリスが痙攣し、下半身が溶け落ちてしまいそうな快感に飲み込まれる。
気持ちが良すぎて、下腹部が熱い。どっどっと脈を打ち、そのリズムでクリトリスが痙攣して絶頂が繰り返し彩乃に押し寄せてくる。
内壁がぐねぐねと収縮し、精液を搾り取るようにペニスをしゃぶりあげ、その刺激でペニスが震えた。
その刺激に彩乃の身体はまた反応し、耐えきれないほどの法悦が彩乃を包み込む――
「いっ、あっ、あっあっあっ!イって、イクっ、これだめっ、これだめええっ!」
一瞬彩乃の身体が強く硬直し、次の瞬間、今までにないほど激しく震えた。
恐ろしいほどの快感に身体がのたうち、ペニスを咥えたまま淫らに波打った。
腹の奥を押し上げるペニスの先端がぶるぶると震え、さらにくっと奥をえぐり上げながら射精する。
「はああっ!ああっ!あっあっぁつあ―――っ!!」
泣き声のような嬌声を上げて、彩乃の身体は反り返りながら絶頂に浸っていた。
………
………
………
「ねえ……雅史って、最初から狙ってショッピング行ったの……?」
くたくたになった身体でそのままアパートへと戻り、そうそうにベッドに二人は横たわった。身体を絡め合わせ、まったりとした時間を楽しんでいる。
彩乃がじとりと雅史をにらむように視線をやると、
「バレた?」
「ねーっ!今までそんなことしたことなかったのに!今日なんなの?」
「んー、なんか、してみたかった……って感じかなあ」
「そんな趣味あるなんて知らなかった!雅史のヘンタイ!」
からかうようにして彩乃が言うと、雅史が下腹部を彩乃に押し付ける。
ゴリ、と硬い感触に、彩乃は驚いた。
「でも彩乃だって楽しんでただろ、ヘンタイはお互い様、だろ?」
雅史が腰をゆっくりと動かすと、彩乃の身体もまた、ジンと熱くなってくる。
「雅史のバカ……」
そう言う彩乃も、腰をゆっくりと雅史へと擦りつけた。
雅史の手が、シャツの中へと入ってくる。
………
………
………
すぐに部屋には、淫らな水音が響き渡った。