恋のはじまり

初恋のタッくん

不意にガサガサと音がしたのでそっちを見てみると、彼がコンドームの袋を開けていた。

「コンドーム、つけるの?」

「うん。だって、妊娠したら困るでしょ?」

「タッくんの子供だったら、私は別に構わないけど…」

「だめだよ。女性の方がリスクが高いんだから。一時の感情でそんなこと言っちゃだめ」

私はちょっと厳しい顔でそう言われた。

男は女の体を気遣うことなんてしないと思ってた。

タッくんのペニスは大きかった。

入れられる時はちょっと痛かったけど、彼は指を入れた時と同様に無理に動かすことはしなかった。

私の体が慣れるまで待ってくれた。

「ああ…っ!やだあ…」

タッくんが動き始めると、とても気持ちがいい。

気持ちよすぎて、私は途中で意識が飛んだみたいで、その時の記憶がほとんどない。

気がついた時は彼が横で寝てた。

私は服を着てた。

彼が着せてくれてた。

タッくんはセックスの時は意地悪だけど、やっぱり優しい人。

………

………

………

それから数カ月後…

私はタッくんと結婚した。

女友達からは嫉妬されたけど、皆、私達を祝福してくれた。

………

………

………

私は毎日彼とセックスしている。

初恋は実らないとか言うけど、私達は実らせた。

毎日が幸せです。

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