ラストスパートと言わんばかりの打ち付けに、
佳代子の身体は激しく震えた。
「あ!あーっ!いいっ、いいっ……!」
パンパンと肉を打つ音が社長室に響き渡る
。
ペニスがぐっと深くまで押し入れられ、
中を抉るようにぐりぐりと動いた。
その動きでクリトリスも刺激され、
佳代子のナカがきゅう、と絞るように
その締め付けに、ペニスが震えた。
精を搾り取るようにして内壁がくねり、
ペニスに強くしゃぶりつき――
マサシは
「くうっ」
と呻きながら、佳代子のナカで精を
びくんっびくんっとペニスが震え、
その刺激で佳代子の身体も絶頂に持ち上げられる。
「い、くうっ――!」
甲高い声で喘ぎながら、
佳代子の身体は二度目の絶頂へと昇りつめた。
吹き出した汗が、ソファに染み込んでいく。
二人の身体はほとんど同時に震え、
そのあと、どさりとソファへ沈み込んだ――。
「前から言おうと思ってたんですけど……社長って最低ですよね」
佳代子が社長秘書になってから、半年がたっていた。
ほとんど強制的に始まった二人の関係は
半年たった今でも続いている。
今日だって、例のソファの上で
激しく交わりあったばかりだった。
乱れた衣服を直しながら、佳代子がそういうと
マサシはにやりと笑った。
「何が?」
「しらばっくれて……全部ですよ、全部。初めてあった時から今まで、全部!」
自分の権力を使って、やりたい放題にして
――そう言う佳代子だったが、本心は違っていた。
初めてマサシに命令されたときから
――悦んでしまっていたのだ。
だから今も、関係が続いている。
それをわかっているのか
、マサシは佳代子の嫌味をにやにやと笑いながら黙って聞いている。
一通り佳代子が文句を言い終わり、マサシに近付く
――その手首をつかみ、マサシは佳代子を引き寄せた。
「わっ」
突然の行為に反応することが出来ず、佳代子の身体がマサシに倒れこみ
――佳代子の唇に、マサシがちゅっと口づけた。
「はっ!?」
驚いた佳代子のすぐ近くで、マサシが笑う。
「初めて見たときに一目ぼれしたから……お前を秘書に指名した、
って言ったら、最低じゃなくなるか?」
驚き、ぱくぱくと口を開閉する佳代子だったが
――マサシの頬が、いつもより赤くなっているのを見て、思わず笑ってしまった。
最低な社長だが、佳代子もまんざらではないのだった。