恋のはじまり

星からこぼれた涙とセックス・前編

「俺が送るよ。」

「いらない!」

「栗原さん、落ち着いて。どうしたの?」

「知らな―…………」

きつく言い返そうとすると、いきなりキスをされた。

健人くんに。

「!!!!」

「落ち着いた?一緒に帰ろう。るるは彼に任せて」

「…………わかった」

あたしは下を向く流星のことなんか知らんぷりしてしまった。

…………

…………

…………

あたしは自宅まで送ってもらった。

健人くんには悪いと思ったけど、あたしは赦せなかった。

今まであたしは我慢してた。

るるちゃんが本当に可愛くて好きだったから。

だから我慢していた。

「ねぇ栗原さん。俺を受け入れてくれない?」

…………なんだったかな。

何を我慢してた??

「それって………」

「大丈夫だから」

そう言った健人くんは、家族が誰もいない自宅に入り込んでくる。

拒めない。

だって健人くんは何も悪くない。

じゃぁ誰が悪いの?

あたし?

るるちゃん??

それとも………流星?

「何を考えているの?」

「え…………」

「濡れないね」

健人くんのペニスは勃起して膨れ上がっている。

けど、あたしはまったく。

「ごめん、あたし…………っ!!!!」

濡れていない膣に乱暴に挿入してこられた。

あまりの激痛に声を上げた。

「あ、せまくて気持ちいい」

「いた!!いたい!!やめて!!」

づんづんと突かれるも痛くて仕方がない。

何が気持ちいいんだ。

「仕方ないな……俺を流星くんだと思って。ゆき」

「!!」

なんで!!??

「ゆき、好きだよ」

「ちが…………」

「ゆき、気持ちよくなって」

目に溜まっていた涙からは、流星が映る。

健人くんはあたしの目に映らないまま、涙が流れた。

流星があたしを?

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