「結構簡単にイっちゃうんだな。カナはクリが好きなんだ?」
武骨な指でクリを叱るように摘まれる。
「ああぁっ!」
摘ままれたまま、こりこりと転がされ、あまりの刺激に身体が跳ねた。
「だめぇ!イったばっかりで、今すごい敏感なの……!」
「知ってる。だからいじめたいんじゃん」
タケル君は指で愛液を掬うと、クリを人差し指と中指で挟み、上下に大胆に擦った。
「ああ!だめぇ!また、またイっちゃう!」
くにゅくにゅと逃げるクリの先端を押しつぶし、根本までコリコリとこねられると、放置されていた芯が快楽に火照りもっともっとと腰を動かしてしまう。
「カナ、気付いてないかもしれないけど、俺もう指動かしてないよ?」
「え……?」
気持ちよくなりたい一心で彼にしがみついていた私はぼんやりとそこを見た。
「だめとかいやって言いながら、気持ちよくなりたくて俺の指でオナニーして……カナのここ、すっかり俺の指に懐いちゃったな。ほんっとエロくてかわいい」
耳元でくすくすと笑われたとき、顔から火がでる勢いで恥ずかしかったのに、それ以上に、もっといじわるく、えっちに気持ちよくして欲しくて……。
「だって、タケル君にされること、全部気持ちいんだもん……」
彼の全身から漂う大好きな匂いにとろんとしながらキスをねだった。
タケル君がぐっと喉を鳴らしたのがわかる。上下する咽喉ぼとけが煽情的で、舌を伸ばすと、ちゅうっと吸われた。
……多分、タケル君は私に甘えられるのが好きみたい。
「ナカも触るからな」
「……うん」
すでに意味をなしていないスカートを脱がされると足を開かされる。
タケル君は深いキスをしながら私のナカへ指を進めた。
固くて太いそれは存在感があって、ぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
「すげ……吸いついてくる……」
「ん、はぁ……言わないでよぉ……」
恥ずかしくて顔をそむけたけど、「だーめ。こっち向いて」とキスをねだられた。
右手でナカをかき混ぜ、キスをしながら、器用にも左手で胸に触れてくる。
思えば下半身は何も身に着けずぐちゃぐちゃなのに、上半身はシャツもブラも乱さず身に着けたままだった。
「ね、そこはやだ……」
「なんで?」
「……私の小さいでしょ?」
恥ずかしくてたまらなくてそれとなく手でガードしたけれど、タケル君はまた意地悪く笑うと私の手を頭上で
「だーめ。全部見せて。つか、ここまでされているのに、まだ恥ずかしい?」
「恥ずかしいよ!笑わなくたっていいじゃん!」
「いや、かわいいなって。あ、そうだ」
タケル君は思い立ったようにシャツを脱ぐ。
露わになった上半身は、私が想像していたよりがっしりしていた。
そのまま私の残りの衣服も脱がせると肌をぴったりと密着させた。
「好きなだけ嗅いだら?」
ぎゅっと私を抱きしめる。
「……いじわる」
悔しかったけど、タケル君の素肌に触れて、額や耳の裏をすんすんと堪能していると
「……さすがに恥ずかしいんだけど、俺ってそんなに匂うの」
と、タケル君は自身の匂いを嗅ぐ。
「全然わかんねぇ。てか、汗臭くない?」とのことだ。
「いい匂いだよ、すごく」
「人がいるところでも嗅ぎたくなるくらい?」
「もう!からかわないでよぉ!……そうだよ。タケル君のそばにいたら、もう何もかもどうでもよくなっちゃうくらい、ぎゅってして欲しくなっちゃうの!ねぇ、私ばっかりずるいよ。タケル君はどうして私のこと気になっていたの?」