ドアの開く音がして、彼が戻って来た。
トイレから戻ってくるだけでも、めちゃくちゃカッコいい!
彼は椅子に座って、机に肘をついて、両手に顎を乗せると私を見た。
彼の目が、あまりにも色っぽくて、思わず目を反らせてしまった。
顔が赤くなるのがわかった。
………
………
「どうした、美咲?」
え?私は彼の目を見た。
「な、何で?」
「だって、俺の顔見た瞬間、急に赤くなったから」
「いや、そ、それはさ…」
「どうした?何か俺の顔に付いてる?」
「いや、何も…」
い、言えない!今が1番のチャンスだけれども、やっぱり言えない!
でも、言わないと!
今日は、彼に抱かれるの!絶対に!
「あの、そのね?」
ムラムラして来て、アソコが濡れて来た。
私は彼にバレないように机の下で太腿を擦り合わせ、体の芯が熱く火照り始めた。
彼が机の下を覗こうとした。
やばいぃぃぃ!
「美咲、どうした?腹でも痛いの?」
「いや、その、」
「どうしたのさ、美咲?何か変だぞ」
「セックス…」
「ん?」
「セックスが、したい…」
彼は驚いたような顔をして、私を見ていた。
しかしながら、私は恥ずかしさのあまり
暫く沈黙が続いて、顔を上げると、突然彼の唇が押し付けられた。
………
………
はぁ、暖かい…
私はゆっくり目を瞑って、暗闇の中で彼の体温を感じた。
「美咲、お父さんとお母さんは?」
「明後日まで2人共居ない」
「そうかぁ、」
彼の目に鋭さが増した。
「美咲、良いんだね」
私は頷いた。