キスを繰り返しながら腰を押し付けられると彼の先端が膣の一番奥に深く当たる。
幸輝の腰に足を絡ませて自ら腰を打ち付けるようにグッグッと動かした。
「あっ、あぁ…ん、はぁ、あぁん」
私の中で彼が一回り大きくなる。その快感に全身が泡立った。
ゾクゾクしたものが背筋を走り鳥肌が立つ。
「や、ぁぁぁ…また、イきそうっ!」
「俺も、もう…出そう」
「あ、あ、あ…もう、やああっだめっ!イく…っ!」
彼がラストスパートをかけ愛液が泡立つほど激しく突き上げる。
喉の奥から空気が漏れ、悲鳴にも似た嬌声がコンクリートの部屋いっぱいに響いた。
「あぁぁっ!や、ひ、イく、あんっ!あぁぁぁぁっ!」
「出る…っ!」
ブルッと僅かに体を震わせたと思うと薄いゴムの中で彼が震え、精を吐き出す。
それを感じながら有紀は力の入らない両手で彼を抱きしめた。
ぐったりと私に体を預けて呼吸を整える彼の汗だくの額を撫で、髪をかきあげて頬にキスを落とす。
それからまた、深くキスをした。