あの後は温泉に入ってバイキング式で夕飯をとり
夜景を見に行くと言う両親と別れて、
あたしと悠介は早々に切り上げて部屋に戻ることにした。
「今ごろはラブラブしてんのかなー?」
悠介はテレビのリモコンを探しながら笑って言っていた。
「あの夫婦は交際期間短かったから、たまにはいいでしょ。ラブラブすれば」
「‥‥‥俺もラブラブしたいな」
「はいはい。早く彼女見つけなさい」
「俺には一人いるんだ」
「え?うっそ!彼女!?どこの誰な―‥‥‥」
あたしが悠介に近寄ろうと悠介を見た瞬間に、いきなり唇がかさなった。
思わず声にもならなかった。
………
………
「俺、男だから。女のアンタも恋愛対象なんだよな」
「い、や、あの、さ、あたし女の前に姉だけど」
「それが厄介な枷なんだよな。」
「‥‥‥はい、わかった。あたし外で野宿するわ」
思考回路がショートだ。
悠介‥‥‥悠介は正真正銘の弟。
それが枷ですって?
意味わからない。
「大丈夫。優しくするから」
そういっていきなり床に押し倒された。
「んっ!」
少しだけ強引に唇を奪われると、舌を吸い取られそうになる。
甘くて、くらくらした。
その悠介の舌は下がっていって首筋に這われる。
身体が大きくビクンと反応してしまった。
ゆっくりと両胸を揉まれていると、なんだかおかしく感じる。
「ま、って‥‥‥なにすんの、悠介!?」
「なにって、ナニ」
「やめてよ弟にこんな‥‥‥」
「燃える?」
反論しようにも、服をまくられてブラを外される。
あたしが次に口を開こうとすると、胸の先端をちろりと舐められた。
「ふ、ぁ‥‥‥」