禁忌はなんのため？

「も‥‥‥悠介、お願いだから、もっと‥‥‥触って‥‥‥」

あたしは涙目になりながら懇願した。

驚いた表情見せずに笑うのは悠介。

パンツの中に手を入れられて、膣の入り口をなぞられる。

「っあ」

「すげーぐちゃぐちゃ。乳首気持ちいいんだろ」

「うん、きもちぃぃ‥」

「舐めるから足開くぞ」

え！？

「まってそれ‥‥‥」

制止を聴かずに足を広げられて、膣周辺を舐め始めた。

あたしは気が付けば、

周囲をキラキラと輝かせながらあっという間に達してしまった。

「ぁ！！ぃ、あ」

それでもじゅるじゅると悠介は舐める。

しかも舌を膣に入れられると、

柔らかくて、どこでどう動くかわからないものの侵入を感じてしまう。

「あ！んぁ、ゆ、ああぁぁぁああぁ‥‥‥」

「ん？もうイったの？」

「ぁ、はぁ、も‥‥」

だめだ。これ以上はダメだ。

でも‥‥‥

「どうしたい？未来？」

「‥‥‥ょ」

「ん？」

「入れて、ほしい‥‥‥」

目を見れない。

けど身体は正直で喜んでいて、すぐにでも悠介を受け入れられる状態だ。

「力抜いてね」

「うん」

手際よくコンドームをつけて、ゆっくりと完全に勃起したモノを入れられる。

久しぶりの快感に身震いをしたあたしは、

もっと足を開いて入れやすいように導く。

それに導かれるように悠介は少しスピードを上げて挿入すれば、

あたしの腰は動き出した。

「っは、余裕ないな。未来」

「へ？」

「だって腰動いてる。気持ちいいんだろ？」

ガンガンと責められれば、あたしはたまらず喘ぎ続ける。

けれどあまりに大きかったせいか、

悠介はキスをして口をふさいでくれた。

「んっ、んっ、ん～～っ」

荒い呼吸の中、あたしたちは禁忌を犯したのだった。

「好きだよ」