そこは見知らぬ暗い部屋で、私が腰掛けているベッドの他は何も無く、ベッドの枕の上に窓があり、そこから美しい清い月光が流れて私の足元を青白く照らしていた。
私は全裸でした。
辺りは静寂に包まれていて、妙な緊張感が漂っていた。
暫くして月の光の届かない暗くどんよりした部屋の隅にあるドアが開いた。
臆病で恥ずかしがり屋の私がその時は不思議と落ち着いていて、じっとドアから入って来た全く顔の分からぬ人を見つめていた。
少しの間沈黙が波紋を広げて部屋に響き渡った。そして間もなくドアの前でこちらを見ていたのが、一歩一歩音を立てずに私の方に歩み寄ってきた。
段々と輪郭がはっきりしてきて、白い肌に覆われた全裸の男であることが知れた。
男は暗闇から月光に照らされた床に足を踏み入れ、もう片方の足を踏み入れ、下半身が完全に露わになるとそれは大変美しく輝いていた。
一本一本が長くしっかりした指、少しばかり外側に湾曲して滑らかな曲線美を作っている脛と無駄の極限に削ぎ落とされた毛の生えていない美しいふくらはぎ、骨ばった細い膝、それから山頂の岩間から流れ出て段々と川幅を広くした波の絶えず打ち続ける下流のような太腿、そして黒い毛の生やした大きな逸物を携えていた。
私はそれに
工藤先輩だった
。私はこちらを見下ろす工藤先輩の目を真っ直ぐ仰いで見つめた。工藤先輩の目は冷たく輝いていた。
また静かな空気が凍てついたように緊張した。
やおら工藤先輩は目をそらして私の隣に腰掛けて、暫く
私は工藤先輩の目線の先を見ると、先程までだらんとしていた逸物が、血管が浮き出て立派にそり返っていた。
工藤先輩の顔に目を戻すと、工藤先輩もまた私の顔を見つめていた。
その時の工藤先輩の目には私の心を撫でるような優しい色が見られた。
工藤先輩は私の頭を軽く撫でるとキスをした。
そして工藤先輩は私のあれから少しばかり大きく膨らんだ乳房を掌に収めるようにして掴み、優しく揉んだ。
人差し指か中指か何方かで乳首をクリクリして動かした。
私は何とも言えぬ快感に思わず身体をビクッとさせ、工藤先輩の口に微かな声を漏らしてしまった。
私と工藤先輩は手を繋ぎながらキスをしてていた。
そして工藤先輩が舌を出したので、私も舌を出して、舌と舌の絡まる時にピチャッと言う音が部屋に響いた。
暫くそのままで、工藤先輩は私を優しくベッドに寝かせて覆いかぶさると上から押し付けるようにキスをして互いの舌を絡ませた。
そして工藤先輩は私の股を開いてその間に入ると、乳房をかき混ぜるように揉んで、乳首を舐めはじめた。
私は口元に手を当てて声が出ないよう我慢しながら工藤先輩の事を下目遣いにじっと見ていた。
そして工藤先輩は乳首から口を離すと少し後退って今度は腹辺りを全体的に満遍なく舐めはじめた。
私はこの時にやっと恥ずかしさを感じたが、止めることなく工藤先輩の舌先のザラザラした触感が腹の皮膚を這い回る心地よさに浸っていた。
身体が