「はぁー……そろそろ出る?」
それから、湯舟に浸かった私達は絶対温度以外の理由で体を火照らせていた。
「ん……ベット、いこ?」
さんざんいちゃいちゃしても、自分から誘うのはちょっと恥ずかしい。
水滴をふき取るのも適当に、私たちはベットに流れ込む。
「あー……いい眺め」
私を押し倒した幸彦さんは私の膝裏をとると大きく足を開かせた。
「きゃっ……も、そんなとこ、じっくり見ないでぇ……っ!」
ちゅっちゅっと啄むような可愛らしい音。
誰にも見られたことのないそこに口を付けられたのだと思うと、顔から火が出そうになる。
「ん……でも、めっちゃ触って欲しそう」
れろ……と。
幸彦さんはゆるゆると立ち上がっていたクリに舌を伸ばし、尖らせた舌でクリをなぞった。
「あああっ! ん、やぁあっ!」
ぞわぞわとむず痒い刺激に腰が動いてしまう。
幸彦さんはそれを叱るようにがっちりと固定するとお仕置きとばかりにナカに舌を伸ばした。
――じゅるっ! ずず……っじゅう……。
「やぁあああっ! そんな、とこまでぇ……」
「すげ……舌まできゅうきゅうしめつけちゃって……舐められるの好きなんだな」
「し、知らな……ああああっ!」
愛液と唾液で濡れた舌がくちゅりとクリを捉える。
ころころと転がされ、先端をほじるようにぐりぐりと苛められると、たまらず腰がしなった。
「あっんんっ! だめぇっ! も、クリばっかり……」
「ん……ちゅっ……気持ちいいだろ? クリ、真っ赤に充血してて可愛いな」
「ひぁ、い、言わないでよぉ……っ!」
「ナカも触って欲しくてたまらなそうにしているな。ん、ちゅっ……じゅる……ひくひくしてんじゃん」
幸彦さんのざらりとした舌は、私の静止も聞かず、つんと尖らせ先端をつつく。
「いやぁ! それ、それやだぁ!」
むき出しのクリトリスが舌と擦り合わせられるたびに、気持ち良すぎて頭がおかしくなりそう……!
苛められすぎて痺れたクリがぴくっぴくっと、ぬめりを利用して逃げてしまう。
それが面白くなかったのか、幸彦さんはすぼめた唇でちゅっちゅっと吸い付いた。
「きゃあああああ! それ、それ駄目ぇ!」
びくびくと、腰がしなる。
「こーら。逃げんな」
幸彦さんはお仕置きとばかりにかりっとクリに歯をたてた。
「あああああっ!」
びりびりとした刺激に耐えられず、じくじくと渦巻いていた快楽が一気にはじけた。
――びくん! びくん!
強すぎる絶頂に身体が痙攣し、息が整わない。
背中に走った電流のような快楽をうまく逃がしきれず、私はぐったりと体を横たえた。
「由梨菜……可愛いよ。もうどこもかしこも、触りたくてたまんなくなる」
「ああ……まだ、イったばっかりなのに……」
ナカに潜り込んできた、幸彦さんの指。
太くごつごつした指が、奥へ奥へとナカの壁を擦る。
「ふ、あぁ……」