ゆっくりと起き上がったあたしは挿入しているまま騎乗位になる。
それからわざとゆっくりと出し入れをして、
ペニスの両脇にある玉を刺激する。
「あぁ、やばい。出そう。アンタやばい」
「だーめ」
そう言って空いている方の手でまたペニスの根元をしぼる。
「それがまた最高なんだわ」
「ふふ。ぁ、あたしも気持ちいいよ」
「下から突き上げてもいい?」
「いいよ」
あたしの断りを得たところで、ものすごいスピードで突いてきた。
あたしは相変わらずに玉を転がして刺激する。
かなり喘ぐ咲夜くん。
なんだか嬉しいな。
こんなに身体の相性がいい人は初めてだった。
お互いさまに。
次第に上り詰めていくあたしたちは、
あたしは咲夜くんの両脇に手を置いて少し腰を浮かせる。
これで多少咲夜くんも動きやすいだろう。
その隙を待ってましたと言わんばかりに突き上げる咲夜くん。
「あーあー、やべ、いきそう」
「まだまだ。ね、おっぱい舐めて」
「いいぜ」
二人はお互いに腰を振って、
咲夜くんは目の前にあるあたしの乳首を舐めまくる。
唾液でびちゃびちゃと水音が響く。
あたしはイきそうになると、しぼっていた手を離してあげた。
「っああ!!いくからな!!俺行くから!!っ…………」
「いっちゃって!イッて!あたしもいっちゃうううぅぅぅ!!!」
こうして二人は最高に気持ちの良いセックスで幕を閉じた。
裏切られた花音を忘れて、思った。
あたしはこの道を行けばいいんだ、と。
だったら花音に執着しなくてもいいんだな。
と、
心が軽くなって、その日は約5回ほどセックスを楽しんだ。
札幌に来て正解だわ。
- FIN -