もう身体も頭もとろとろで、
はやく尻にこすりつけられているペニスが欲しくてたまらなくなってしまっていた。
激しい爆発音が、テレビから聞こえてくる。
画面の中で繰り広げられるアクションの音が、淫らな水音をかき消してくれていた。
「あっ、あ、あっ……」
それなのに、びしょびしょになった下着を横にずらし、
喜一の指が直接、ソコに触れてくる。
ぬちゅ、と粘着質な水音を立てて濡れそぼった性器を上下にこすりながら、
つぷりとナカへと入り込んだ。
細い異物が焦らされてぽってりと膨らんだ膣口へと差し込まれ
内壁がきゅうきゅうと絡みつく。
待ち望んでいた刺激に、勝手に腹に力が入り、
もっともっととねだるように腰が揺れてしまう。
くち、くちゅ、と指を動かされるたびに恥ずかしい音が聞こえてきて、
それなのに身体はさらなる刺激を求めてくねった。
もう一本、侵入してきた指がナカでくっと折り曲げられ、
お腹側のかすみの好きな場所をぐりぐりと押し上げてくる。
あまりの快感に、かすみは甘くとろけた声をあげながら腰をくねらせて喜一に押し付ける。
指を根本までぐっと挿入されると、
喜一の掌にクリトリスが擦りつけられるようになってしまった。
とろとろと溢れる愛液が喜一の掌を汚し、
それが性器を擦る動きをなめらかにする。
ビンビンになったクリトリスが指と一緒に刺激され、
「あっ、あっ……!」
と声を上げながら、かすみは絶頂した。
クリトリスに快感が集まり、きゅうう、と膣が勝手に締め付けてしまう。
中の指をぎゅうぎゅうと
かすみの身体がぶる、ぶる、と何度か小刻みに震えた。
「映画見ながらいっちゃったね?」
「だ、だって……」
「だって?せっかく借りてきたのに」
「だって……きいちが触るからっ……」
責めるようなことを言うくせに、喜一の声は甘く、優しい。
耳元でささやかれて、ますます身体が疼いて止まらくなってしまう。
かすみは後ろに手をまわし、
押し付けられていた喜一の下腹部をスウェットごしに掌で触れた。
そこはすでに火傷しそうなほどに熱く、がっちりと硬くなっている。
「最後まで見よ、ほら……」
顎をそっと捕まれ、テレビに視線を向けるようにして固定される。
イッたばかりのクリトリスを触れるか触れないかの力加減でそっと撫で続けられながら、
かすみはペニスを上下にこすった。
クリトリスがなでられるたびに、身体が恥ずかしいほどにびくびくと震えてしまう。
喜一のスウェットのズボンに手を差し入れ、勃起したペニスを直接つかむと、
それは先走り液でべっとりと濡れていた。