そして彼の親指が、襞に覆われて隠れていたクリトリスをいじった。
それは勃起して、先の方が少しだけ
彼の親指は、下から上へグリグリと押すようにして刺激した。
そういえば過去に一度、私はクリトリスを触ったけれども、痛くてそれ以上は出来なかった。
しかしこの時ばかりは、興奮していたからか、濡れていたからか、それともそんな痛みになれてしまったからか、気持ち良かった。
「痛くないかな?」
菜摘は頷いた。
だって気持ち良いもん。
「もう一回座って」
菜摘は下半身を晒したまま再び便器に座った。
彼は彼女の脚を左右に開いて、淫乱な口にキスした。
あぁ、気持ち良い!
器用に動かされる舌と、それに纏わる唾液がねっとりと赤い口を愛撫する。
まるでソフトクリームにホットコーヒーをかけるのを眺めているような感覚。
上手く説明できないけど、とにかく気持ち良い。
彼の舌が離れて、菜摘の腰を起こした。
一平は大きな手で菜摘の華奢な腰をぐるっと動かし、お尻を自分に向けると、ぐっと両方に開き、舌で、濡れた口と秘孔を舐め上げた。
これも初めてであった。
いやらしく動く舌と鼻から漏れる息が、菜摘の2つの穴を刺激した。
思わず菜摘の腰がヒクヒクと動いてしまうが、そんな動きも彼の情欲を
一平の舌が離れて、立ち上がる気配がした。
後ろからギュッと抱き締められた。
彼の図太い男根が菜摘のお尻に当たっている。
はじめは仕方なく当たっているのだと思っていたが、一平はわざと腰を動かしてお尻に擦りつけていた。
彼の荒い吐息が菜摘の耳元を優しく掠める。
次第に、彼の息遣いとともに腰の動きが激しくなる。
彼の燃えるように熱い下腹部が菜摘のお尻を突き上げる。
菜摘は何とも言えない快感に襲われた。
気持ち良いというのではなかった。
特にお尻から肉体的な快感が起こるわけではなかったが、何故か下腹部に淫靡な感覚が広がっている。
「一平さん、挿れて、良いよ」
菜摘は何故こんな事が言えたのか、わからなかったが、一平は頷くと、腰を低くしてから、彼女の淫乱な口に男根を、そのまま押し込んだ。