もちろん壁の向こうの男子たちも、自分の下半身も、目で見ることはできない。
「や、やめてください!錆島くんに非礼があったなら謝りますから!ご希望なら後日、先生を交えてちゃんとお話し合いの場も設けます……っ!だからうっ!こ、こんなことは、やめてください!」
そうだ、きっと彼らも、心を傷つけられた悲しみから、こんなことを――。
「真心……!真心を持って接すればきっと……!」
紗季は意を決して、彼らの心と対話をしようと自身を鼓舞した。
「電動歯ブラシでいいんじゃねぇ?」
「皆さん、話を聴い――――あ゛ッ!?」
ヴィィィンという機械音とともに、下腹部に強い刺激を感じた瞬間、紗季は今まで上げたことのないような濁点付きの悲鳴を
「ひ……ッ?あ゛、ぁ、ああ゛……!?や、やだ、や、いやぁ!いやぁぁぁッ!?」
「はは、下手くそ。そこじゃねぇよ、こっちに当てんだよ」
背後の男のうちの一人はそう言うと、ショーツの中に電動歯ブラシを突っ込み、紗季のクリトリスに直接擦りつけた。
「ッッ……!!」
あまりの衝撃に声すら失うと、その代わりとでも言うように、紗季の両脚がガクガクと震えだした。
「下着脱がせよ。濡れてくるところも映像に残そうぜ」
「あはは、ナイスアイディア!」
「いやっ……!脱がさないで!脱がさないで、お願い……っ!」
見えない壁の向こう側で、紗季の尻や足に何本もの手が触れた。
半ばパニックになりながら叫ぶが、男どもははなから聞く耳など持ち合わせていない。
「ほーら、御開帳」
「おお、すっげぇ!綺麗ですよ〜、お嬢さま」
「やめて……やめてぇ……」
ぽろぽろと涙がこぼれたが、強烈な振動でなぶられるクリトリスは、紗季の意思に反して固く尖りヒクヒクと
連動して膣口かきゅんきゅんと収縮を繰り返すのを止められない。
「あれ、お嬢さまもう濡れてんじゃん。ウケる」
「電動歯ブラシ気に入ったんじゃないの?穴もくぱくぱしてるしさぁ」
「誰か穴のなか掻き回してやれよ。あ、お前、指太かったよな確か。お前やったげれば」
「ひっ……いや、いや、嫌ぁぁ……ッ」
誰かの手が秘処に近づいてくる気配を感じて、紗季は泣きながら首を左右させた。
無駄だと分かっていても、そうしないと正気を保つことすらできそうにない。
「へへへ、任せろ。俺の指なら二本ぐらいで、お前らの汚ねぇ息子と同じぐらいの大きさはあるぞ」
「いや!やだぁッ!やめ、て、やめて、指やだぁぁ――ッオ゛」
にゅぐぅ、と濡れた音を立てながら、野太い指が一本、紗季の中に入ってきた。
一本でも充分に太くて、紗季はぷるぷると震えながら、無意識に膣口を痙攣させる。
「クリを機械で弄られながらGスポ擦られたら、お嬢さまでもイっちゃうよな?おい、聞いてんのか?返事しろよ」
「ひぎっ!?」
男は紗季にむかって怒鳴ると、電動歯ブラシの出力を何段階も強くした。
紗季が強すぎる刺激に濁った悲鳴を上げると同時に、膣内の浅いところを引っ掻いていた指が奥まで侵入する。
「ひぃぃ……ッ!りゃめっ、あひっ、んひぃ!んうぅぅぅ〜〜〜っ!」
「おいお嬢さま、イくならイくって言えよ。言えないなら今すぐネットにこの動画上げるからな」
「や、やめ、て、動画だめぇッ!!」
紗季が泣き叫ぶ間も、野太い指はぐちゅぐちゅと音を立てながら中をかき回す。