「ぃ゛ッーーーーあ゛ッッ!!!!壊れるっ!ごわれぢゃうぅ!!たすけてぇぇぇ!誰かッ!助けてぇ……ッ!!」
校舎裏を生徒が通ることはめったに無い。
けれど
「ほぉ゛ッ!ぉう゛ッんぅ゛!抜いてッ!抜いてぇ゛ッ!!イっちゃ、いっぢゃう!!イくのやだぁぁぁ」
いま絶頂してしまったら、もう元には戻れない。
紗季は本能的にそう悟って、ガリガリと壁を引っ掻いた。
「あ〜〜すっげぇ締まる。これずっと軽くイってんじゃね?ははは」
「両穴に中出しキめたら、こっちがわ引きずり込んで三穴攻めしようぜ」
「やだぁっ!いや、いやぁ!ひ、ぎぃ……っ!!や゛め……ッ!!やめ゛で……ッぐらひゃ゛ぁ……ッ!」
その時、じゃりじゃりと校庭の砂を踏みつけて、こちらに近づいてくる足音が聞こえた。
涙と鼻水と
その相手は紗季の目の前まで歩いてくると、少しだけ背を屈めて彼女の顔を覗き込んだ。
「うーわ、ひっどい顔」
「錆島……くん?」
錆島はせせら笑いながら紗季にスマホのカメラを向けた。
「おーい、こいつの顔を動画で撮ればいいの?」
錆島は紗季の後ろの壁に――、壁の向こうの男たちにそう声をかけた。
「おう、ズームで撮っとけ。あとでそのデータを俺らに送ったら、お前を絞めるのなしにしてやるよ」
「分かった。ってことで綺羅崎、いい表情して見せてくれよ。あいつらも情けなくアヘってる顔がほしいだろうし」
「な、なんれ……さび、じま、く……」
「は?さっきの会話聞いてたでしょ。これ以上説明する必要ある?」
錆島は肩を
「これで分かったろ?真心なんて通用しないんだよ。クズ野郎はただのクズ野郎だし、善人だって自分のためならクズになるんだよ。もちろん俺もね」
「そん、な……。――ッぎ、〜〜〜〜ッ」
言い終わらぬうちに、前後の穴を同時に貫かれた。
ごちゅごちゅと乱暴に奥を暴かれて、ずっと甘イキしていた身体は紗季の意思とは関係なく甘え媚びる。
二本のペニスをきゅうきゅうと締め付けながら、ガニ股で悶え跳ねた。
「ゆぅ゛ひへ、ごぇ、らひゃあ゛ぁあ゛ッ……!たすけッ、たずげてぇぇ!!イ゛っちゃ……を゛ッッ」
両穴を最奥まで
「ふかい゛ッ!!ふかいの゛ォ゛……!!」
瞬間、男たちの精液が
「はは、イけよ綺羅崎」
錆島が紗季の耳元で冷たく
清濁その両方に、いま紗季の味方はいないのだ。
「あ、は……♥しきゅーのなか♥あったかいので♥いっぱいッ♥♥」
紗季を犯すペニスからは、今もドクンドクンと精液が注がれ続けている。
精液を詰め込まれてぷっくりと膨らんだ子宮を、男のペニスがとどめとばかりに押しつぶした。
「ん゛おぉッッ♥おんッ!イグッ……!イグイグイグッッ♥」
紗季は全身を仰け反らせて、泣き叫びながら絶頂した。
瞳孔を上向かせ、口元をだらしなく緩ませて、
溢れ出た精液は、太ももを伝いながらポタポタと地面へ
「ふ、ふ……、あはは……♥」
ぐったりと弛緩した紗季の身体が、ずるずると壁穴の中へ引き込まれていく。
もはや彼女に、それに抗う気力はなかった。
濁高校の、壁の向こうの男たちの方へ引きずり込まれていく紗季へ、錆島がひらりと手を振る。
「本当、君って……」
生徒会室での別れ際、錆島が浮かべた微笑みが紗季の脳裏にフラッシュバックする。
「馬鹿だよね♡」
そこで紗季の視界は白一色に染まった。
壁のあちら側に、取り込まれてしまったからだ。