灼熱のペニスが、ずぶずぶと美奈子の中に挿入される。
肉壁をぎちぎちに押し広げられて、それだけで全身が鳥肌立った。
指の先まで快感が走り、美奈子はもう動くことさえ出来なくなっている。
ペニスに全てを支配されてしまったかのように、全身の神経が与えられる快感だけに集中した。
どんどん深くまで入り込んでくるソレが、根本まで入り切ったとき、それだけで美奈子の身体は絶頂していた。
ぶるぶると震えながら、ペニスをぎゅうぎゅうと締め付ける。
「あ、ああっ!」
背中を弓なりに反らせ、何度も痙攣しながら、絶頂へと押し上げられていた――
しかし、そのままペニスが動き出す。
絶頂している身体へとさらに与えられる快感に、目の前が真っ白になった。
「イッ、イクッ!イクイクイクぅうっ……!」
ずっぷりと沈み込んだペニスが、ごりごりと肉壁を押し広げながら抜け出ていく。
次の瞬間には一気に根本まで突き立てられ、その衝撃で目の前がチカチカと光る。
下から突き上げられるようにしてペニスが何度も美奈子の身体を
全身が
息が出来ないほどの快感に飲み込まれ、腹の奥が熱くて仕方がない。
湧き上がってくる熱が身体中に広がり、ペニスからの刺激でそれが苦しいほどの快感になっていく。
「またイクっ!ふうぅっ!いぃっ、イイッ!」
快感に身体が崩れ落ち、前傾になって床に倒れこむ。
男性の手が美奈子の腰をつかみ、上からのしかかるようにしてさらに深くペニスが挿入された。
腰だけ少し上にあげられ、深くまでペニスに
あまりの快感に逃れようとした美奈子の身体を男性が上から抑え込み、激しく腰を動かした。
肉を打つ音と美奈子の喘ぎ声が部屋に響きわたる。
床の上で美奈子の手がもがくようにして何度も動き、それを男性が上から握る。
少しも逃げられなくなった美奈子に、男性のピストンが激しく繰り返された。
「ひぃいいっ!またっまたくるっ!だめっ、だめだめめっ、アアアッ!」
止まらない男の責め立てに、何度目かわからない絶頂を迎える。
「もおっ、もおだめっ、イク、また、また、ああっ」
膣肉が震え、ペニスを搾り上げるようにして収縮する。
狂おしいほどの
その刺激で、ペニスもびくびくと震えながら激しく射精した。
ずるりと抜け出ていく熱を感じながら、美奈子は
「ああ」
と熱い吐息を吐き出した。
………
………
………
「あれ、美奈子さんどこ行ったかな?」
「あー、お昼休みに入ったので席離れたみたいですよ」
「えっ、そうなんだ?前はお昼でも席にいなかったっけ?」
「なんか最近いいお店見つけたとかで、お昼はそこに行ってるみたいですよー」
昼休みになったオフィスは、人気もまばらだった。
今までなら美奈子は、席に座って食事をとっていた。
特に行きたい店もないし、やりたいこともないので、いつもスマートフォンをいじっていた。
しかし今、昼休みのオフィスに美奈子はいない――
昼休みになると、ある場所へ行くのが楽しみになっていた。
今までは嫌いだった、あの会議室。
人目がないことを確認して、一人でさっと入って鍵を閉める――
それから、隣の資料倉庫へと入るのだ。
退屈な毎日が楽しくなったのは、ここのおかげだ。
昼休みが終わるまでの一時間が、美奈子の一番好きな仕事の時間になったのだった。