二人の初めては、正常位であった。
海里が香に覆い被さると、飢えた大蛇を桃にあてがった。
大蛇は、容赦なく桃に齧り付き、果汁を横溢させながら、果肉を穿ち始める。
間もなく奥まで到達すると、彼の腰は激しくピストンした。
大蛇が、果汁でビチャビチャに濡れた穴を何度も往復する。
香はアソコから言い知れぬ快感が全身に広がる感覚に思わず喘ぎ声を出した。
海里の荒い息遣いが聞こえる。
「香ちゃん…ッ」
「…海里くん!」
ジリジリと快感が桃の果肉に集まりだした。
「あたし、イクッ!」
「俺も!うっ!」
二人は一緒に絶頂を迎えた。
二人の体が、小刻みに震えている。
香は幸福感に抱擁されるのを感じた。
………
………
………
「気持ち良かった?香ちゃん?」
「うん。海里くんは」
「俺も気持ち良かった」
二人は微笑むと、またギュッと抱き合い、軽くキスをした。
- FIN -