「菜摘も俺の事想像しておっぱい揉んだりしてるんじゃないの?」
わたしはビックリした。
そして体が急に熱くなった。
「ブラジャーも取って」
わたしは言われた通りにブラジャーを外した。
「菜摘のおっぱいってどんな形してるの?大きい?」
「うーん、普通かな?」
「そうかぁ。ちょっとさ、自分で揉んでみて」
わたしは片手で自分の胸を揉んだ。
「どう?気持ち良い?」
「うーん…別にそんな事ないよ。自分で触ったって全く興奮しないもの」
「じゃあ、俺に揉まれてると思いながら揉んでみて」
わたしはイメージしやすいように後ろから直樹の手で揉まれているのを想像した。
細くて長い指が五本ある大きな直樹の手が、わたしの小さな膨らみをゆっくりマッサージするように揉んでいる。
わたしは目を
「右の乳首を人差し指でクリクリして」
わたしは右の人差し指で乳首をいじってみた。
思わず声が出た。
「恥ずかしがらないでいいよ。いっぱい菜摘の声、聞かせて」
そして直樹は又黙った。
「はぁ、あっ、あん…」
わたしは直樹の為に、少し
直樹は未だ黙っていた、が、よく耳を澄ませると、直樹の吐息が聞こえた。
それは明らかに平静の呼吸ではなかった。
彼はわたしの下手な喘ぎ声に興奮して息を激しくさせていたのだ。
きっと直樹もわたしと同じように耳を澄ませながら、勃起してそそり勃つ大きな肉棒をしごいているのだろう。
わたしはそんな彼を想うと、居ても立っても居られなくなった。
早く、早く、直樹に抱かれたい。
直樹の疼く肉棒が、わたしの体内へ挿入されて二人の体が結び付く。
直樹は必死になってわたしの腰を突き上げる。
そんな妄想がわたしの脳裏に浮かび上がると、急に身内から激しい情欲がグツグツと音を立てて湧き上がって来る。
全身を流れる血が
気付いたらわたしはガシッと胸を掴んで揉みしだいていた。
「直樹…今すぐ直樹に抱かれたい…」
わたしは思わずこんな事を言ってしまった。
「ほんとう?」
「うん、ほんとうに。もう我慢できないよ」
はぁ、はぁ、はぁ、と直樹の熱く激しい吐息が聞こえてくる。
わたしにそう言われて興奮しているのだった。
わたしはそんな直樹が始めて可愛く見えた。
何か母性愛のような感情が湧いて来て、抱かれたい、から抱きしめてやりたいと思うようになった。