恋のはじまり

手段を選ぶ余裕はない

「ふ……もう止まらないけど、いいよな?」

「うん……早く、琢磨の欲しいの……」

「……っ! 急に素直かよ、あー畜生、可愛いー……」

 琢磨は噛み締めるようにニヤけているが、その嬉しそうな顔が愛しくてこちらも笑ってしまう。

「ここ、もうちょっと慣らす?」

 琢磨の指がそっと私の中心部をなぞる。いっぱい可愛がられた秘部は琢磨の指を

「また気持ちよくしてくれるの?」と歓迎した。

「あん……も、平気……」

「ホントに? まぁナカは確かにトロトロだけど……」

 くちゅり、と愛液を掬った指がクリトリスをぷちゅぷちゅ潰す。

「んんんっ! また、くりくりするの……?」

「気持ちいいだろ?」

「うん……琢磨の指、気持ちいい……」

 認めてしまえば簡単で。

 クリをコリコリ撫でられながら、Gスポットをくにくにと捏ねられ……

琢磨の指の太さや体温、輪郭をこれでもかと意識してしまう。

「あ、んぅっ! イク……っ」

 後少し、後少しというところで、ちゅぽんと指が抜かれてしまう。

「え……なんで……?」

 はっはっ、と息が上がった私を琢磨はころんと押し倒した。

「居酒屋で言ったこと、覚えてる?」

「え、あ……なんだっけ」

「俺さ、巨根で遅漏で絶倫なの」

 ほら、と。眼前に見せられたモノは……それはそれはもう、ボロンという効果音そのもののような立派なモノで。

 正直、視界に入るたびに「嘘だろ?」って思っていた。

 

「だからさ、挿れて終わりじゃなくて……ここからが本番なワケ。ヘタクソ返上するから、覚悟してな?」

 ――あ、これ居酒屋で私がバカにしたのちょっと根に持ってたな。

 ゴムを被せた剛直がぷちゅぅ、とあてがわれる。

「ん……! おっき……!」

「はは……息詰めるな、よっ、く……!」

 ずぶぶ、とも、ぶちゅんっ、とも聞こえるような、長く深い音を立てて、琢磨のそれが入って来た……!

「あっあぁんっ!」

 熱くて硬くて、内側の気持ちいところをごちゅごちゅと押し上げて……

気持ちいいのに乱暴な存在感はあっという間に馴染んでしまう。

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