なんだか‥‥柔らかいものが唇に触れた‥‥‥
暖かいなー‥‥‥
ん!!??
思い切り眠っていたあたし。
目を覚ますと目の前には鬼の創くんが立っていた。
「創くん‥‥‥え、やだ、もうバレたの!?」
「
「んもーー残念だな―‥‥‥え?」
あたしをまっすぐ見つめる創くん。
その視線は初めてではない。
そうだ。
いつもあたしを見ている、監視しているくらいな人ってまさか‥‥‥。
「俺はいつも安堂がいるところにいるから。違う有償プレゼントをあげに来たよ」
「??」
ニコニコと笑顔であたしに接近してくる。
顔を背けると右手で
痛い。けどそれよりもなんだか‥‥‥怖い。
「ここならバレないと思った?」
「う、ん」
「そうだな。バレないから、これからいけないこと教えてあげる」
身の危険を感じたあたしは、立ち上がって逃げようとした。
けれどもよく見れば自分の足首に縄跳び用のひもで縛られていて、逃げれない。
怖いよ‥‥‥なんだか怖い。
「気持ちよくしてやるからさ、おとなしくな?」
「んむぅっ!!」
無理やりなキス。
舌を巧みに使って創くんの舌はぐにゅっとあたしの口の中に入ってくる。
生暖かいような舌は分厚くて、気持ち良いキスだ。
ってそういうことじゃなくて!!
創くんの舌は徐々に横にずれていき、耳たぶを甘噛みされた。
「んっ」
鼓膜にはぴちゃん‥‥‥という水音が響く。
なんだかそのせいか全身の力が抜けて行ってしまった。