恋のはじまり

体育館でかくれんぼ

右の乳首をつままれながら、創くんの舌はどんどん下がっていく。

向かう先は、例のクリトリス‥‥‥?

思いっきり両足を開かれて恥ずかしいかっこうになっている。

「ぁや!!」

「静かにしてくれないか?じゃないとみんなに見つかるまでこのかっこうだからな」

「!!」

あたしは‥‥‥従うしかないんだ。

ぴたりと制止するあたしは、抵抗しないよという意味で涙を浮かべながら創くんを見つめた。

「言っとっけど‥‥俺は‥‥‥」

何かを話そうとすると、外から人の話し声がした。

「ねーねーあの二人どこいったんだろ」

「さぁ?つーか眠いー。寝ようぜ」

「二人きりなんて怪しいなぁーー」

「それより視聴覚室に置いてあるお菓子食べに行こう!」

「そうだね。おなか減ったーー」

「創も安堂と二人きりになれたならいいんじゃね?いっつも見つめてたくらい好きみたいだしさ」

「そうなんだー!!」

そんな会話を体育館でしてから、ぱたぱたといなくなる。

「あぶねー」

スリリングを味わい二人は見合って笑った。

なんだ。

あたし‥‥‥

あたしは創くんが‥‥‥

「じゃ、いただきます」

そういって創くんにまた押し倒された。

今度は嫌じゃない。

いつも感じていた視線。

それは創くんだったんだ。

あまり顔を見せないところが、可愛い。

「創くん」

あたしの股の割れ目に、自分のペニスをこすりつけながらあたしは話を出した。

「なんだ?」

「‥‥‥入れて‥‥‥欲しい」

一瞬、創くんの表情があっけらかんとなった。

今までさんざん「いやいや」言っておいて、このセリフ。

どうなんだろうか。

創くんにはどう映るのだろう?

そんなこと考えていられない。

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