一定の間隔で刺激されると身体の奥底から絶頂が迫ってくるようだった。
「あっ……ん、ダメです、加藤さん!」
「ん?」
加藤の頭を下半身から引き離して、私は呼吸を整えた。
今すぐにでもイきたい。でも、それはこれじゃない。
「かっ……加藤さん、の……いれて、ください」
「天野……」
絶頂は、二人で迎えたいと思った。
彼はまた私の乳首を口に含みながら、ズボンと下着を取り払う。
「はぁ……俺も限界だ。いれるぞ」
程なくして、彼のモノが挿入される。
久しぶりのセックスは、少しだけ痛みを伴った。
「ああぁっ!加藤さん……っ!」
「天野……」
彼の手は私の腰をがっちりと掴み、何度も何度も打ちつけた。
圧倒的な質量に、胎内を擦る感覚に、私の頭はいっぱいになっていた。
「天野、こっちきて」
彼が私の身体を抱きかかえ、対面座位の姿勢になる。
私は今の自分の顔を見られるのが恥ずかしくて、自然と彼の首に手をまわした。
私の身体を揺するようにして、再び出し入れが繰り返される。
先ほどと異なり、より奥の方まで彼のモノがはいってくる。
「あっ、あっ、あぁ……!!」
「天野、……可愛いよ」
耳元でそんな言葉を
揺さぶられる度、彼の腹部にクリトリスが擦れる。
より深い快感を求めて、自分でも自然と腰を動かしていた。
「だめぇっ……動いちゃう……!」
互いに止まらない腰の動き、耳元で聞こえる吐息、いやらしく響く水音に、頭がぼーっとして蕩けそうになる。
「天野、ごめん、もう」
「いい、いいです、……っ、あぁ、私……もっ……」
彼は再び私を押し倒し、正常位に戻った。
腰の動きが、一層早くなる。私は自然と彼のモノを締め上げ、快感の洪水に備えた。
「天野……くっ……!」
「加藤さん、ああぁ、もう、……っああ!!」
彼のモノが私の中で脈打つと同時に、私も絶頂を迎えた。
身体中を駆け巡る快感に、より甲高い声が部屋に響き渡る。
その余韻を、噛みしめていた――。