さまざまな角度から噛みつかれたらあたしは我慢できない。
いいの？
「っは……」
ゆっくりと唇が離れる。
「自信はありませんが！だってデブだしちびだし…………」
「それ以上俺の好きな人の悪口を言うな」
「え」
「好きだ。あの日からずっと、俺にはお前だけだった。」
………
………
あの時はあたし愚痴ってたな。
「あの時、自分に自信が持てるようになれないまま再会したら犯すって言ったろ」
「そういえば…………」
そうだ。
めちゃくちゃ記憶にあったけどやっと今思い出した。
「だから、俺が自信持てるように抱いてやるよ」
「！」
あたしはそのまま受け入れた。
「ね、名前呼んで」
「いいよ。……万里くん」
「瑞樹。好きだよ」
「うんっ」
お互いに気持ちが固まった。
「んっ」
もう一度キスをすると、万里くんの手は服の中に。
胸をゆっくりと揉まれると、なんだか気持ちよくなった。
それから首筋を通って鎖骨を舌で辿っていくと、気持ちが盛り上がる。
「んぁ……」
ちゅ、ちゅ。
とわざと音を立てて乳首に吸い付いている。
レロレロと舌で遊ばれれば声が止まらない。
こんなコンプレックスのあたしの身体を愛してくれるのは、
いるんだ。
本当に―…………
