――ちゅ……ぢゅぷっ! じゅうぅ……ぬぷ……
「あっ、あっ! あぁっ! み、耳ぃっ……弱いから……」
ずぷずぷといやらしい水音をたてて、舌が中へ入ってくる。
れろれろと大胆な動きで弄られたかと思えば、緩急つけて舌でピストンを繰り返す。耳を犯しつくすその舌に、腰がつい揺れてしまう。
「んちゅ……ね、実花ちゃんは舐められるの好きだよね? 次はどこがいい?」
「あ、う……っ」
反響するお風呂場で、敏感になりすぎた耳。
その言葉にぞくぞくすると同時に、まともな思考回路が消えていく。
「答えないなら、勝手にこっちを可愛がるけど?」
楓は立てかけてあったバスマットをしくと、シャワーをかけて私を座らせる。
そのまま向き合った体制のまま、私の小ぶりな胸に吸い付いてきた。
「もうピンピンに立っているな。おかげ様で舐めやすい」
「あっ……だって、すごい、感じちゃう……」
そのまま私をゆっくりと押し倒し、優しくついばむ様にちゅっちゅっと両方の乳頭にキスを落とす。
生暖かい粘膜の接触を待ち望んでいたかのように身体は勝手に反応する。
「あぁっ……それ、くすぐった……」
「くすぐったいだけ? 嘘つけよ。もっとされたくてどんどん赤くなってきてる」
とろんと唾液を増やされた舌が、右のほうをちろちろとゆっくりと転がし、左は指で優しくくすぐられた。
――くちゅっ……ちゅっちゅ……ちゅぽっ
「んんっ! ふ、あぁっ……っ! あぁん!」
乳首への柔い刺激に全身がぞくぞくと震え、びくんびくんと腰が跳ねる。
――ずちゅうぅぅ……っ!
「きゃぅっ! 強いのぉっ! 良いよぉっ……っ」
先端を可愛がるように優しく擦り合わせていた動きから一変して、緩急つけてきつく吸いあげられる。
突然の強すぎる快楽につい逃げてしまうと、お仕置きとばかりにきつく噛まれた。
「はうっ」
優しくされたり、苛めてきたり。
舌と唇で複雑に弄ばれる一方で、左側は単調に指の腹でぷにぷにクリクリとくすぐられるだけ。
ひたすらに感度を高められる一方で、乳首だけの刺激では絶頂は遠い。
先端をほじるようにされると、もどかしくてつい膝をすり合わせた。
くりゅりと音が立つほど濡れたそこを、楓の舌や指で今みたいに可愛がられてしまったら……そんなことを想像してしまった私はさらに奥をとろとろと潤ませてしまう。
「そろそろ、こっち? 触って欲しくて仕方がないって顔してる」
「あん……だってぇ……気持ちいんだもん……」
気持ちイイで溢れて、脳みそまで蕩けきれるセックスなんて、楓としかしたことがない。
私はそろりと足を広げて楓の手を自身の中心へと誘う。
「お願い、こっちも……」
「いいよ……実花ちゃんの大好きなクリ、いっぱいいじめてあげようね」
膝裏を掴まれて開脚されると、恥ずかしい部分があらわになる。
れろぉとゆっくり舌でなぞられたとき、これまでの比ではない快楽にぞくぞくが止まらない。
「ん……唾液なくても、ちゅぷっ……とろとろで舐めやすいな……ちゅ……」
「あっ! ひゃぁあん」