2人の男を天秤に掛けた二股交際
そんな立派なモノを受け入れ、これから始まる達也君とのセックスに、大きな期待が
膨らむばかり。
この後、一体にどんなすごい世界が待っているんだろうか。
想像するだけでも、アソコがジンジンとしてくる。
ところが、腰を動かした瞬間、
「あっ、ごめんっ」
そう一声叫んで、達也君が果ててしまったのです。
………
………
あまりの早さに、私は驚くこともできないでいました。
申し訳なさそうに下を向き、後始末をする達也君だけど、私には感動しかない。
「もしかしてセックスに抵抗あったりするの?」
「うん・・・」
「でも、女は嬉しいのよ。そんなに気持ちよかったのかなって思うと」
「でも、いくらなんでも早すぎるから・・・」
「女性に言われたことあるのね」
欲張りな女とやったばかりに、こんな宝の持ち腐れとは理不尽な話だ。
………
………
私が変えてみせる。
絶対に変えてみせるから。
なぜか今まで感じたことのない使命感が湧いていた。
彼の外見とのギャップに、一気に燃え上がっているのだ。
「達也君、また会える?」
「当たり前じゃん、金曜の仕事の後はどう?」
「金曜かー、何かあった気がするんだけど。えーっと、あっ」
私は骨格が完璧な早川君との予定を思い出した。
どっちに賭けようか。
早川君とはまだセックスしていないし、達也君はこれから私が育てて私好みの男にして
みたいし・・・、どっちと体の相性がいいか今の段階ではまだ判断できない。
私は早川君と達也君の2人を天秤に掛けて、どっちがいい男か品定めすることにした。
しばらくは2人ともキープして、2人には内緒で同時に並行して付き合おう。
つまり、二股を掛けるということだ。
私って本当にズル賢くて悪い女だなぁ。
でも、これも彼氏を作るためだから、仕方がない。
彼氏を作るだめだったら、手段を選ばずに貪欲になろう。
どうやらしばらくは達也君とは、これから何度も会うことになりそうだ。
「金曜は仕事の付き合いがあるからダメなの」
「じゃあ、都合のいい日を連絡してきて」
私たちは電話番号を交換すると、そのまま2回戦へ突入した。
金曜日の夜、早川君と三軒茶屋のイタリアンレストランで会った。
「ワインは赤か白、どっちが好きなの?」
「私、白が好き」
「俺も白が好きでよかった」
同じ26歳の私たちは、子供の頃の話や社会情勢まで、いろいろな話題で盛り上がった。
いつの間にか私は
不思議なもんで、呼び名が変わるだけで距離まで変わる。
「よかったら僕の家で続きをどう?」
「うん、そうね」
圭太君は私が誘ってほしいタイミングを察していたようだ。
まるで、約束していたかのように、私たちはタクシーで中目黒の彼のマンションに行く
ことになった。
「どうぞ、殺風景な部屋だよ」
その通りだった。
生活感はまるでなく、必要最低限の物しか置いていない、広めのワンルーム。
女性が自分の痕跡を残しにくい雰囲気を作っている。
テレビの横のスタンドに、人気ブランドのネクタイが数本掛けられている。
………
………
「あのブランド好きなんだね」
「ミーハーなんだけど、やっぱり合わせやすいんだよ」
「香水もこのブランドなんだ」
「嫌いかな、この匂い」
圭太君が私の肩を抱いた。
「・・・好き」
私が甘えたいタイミングで触れ合う。
「泊まっていけば」
返事を聞く前に、圭太君がキスをしてきた。
唇の相性がとてもいい。
顔を離すと、お互い下を向いていた。
キスの延長を期待したが、2人の夜はこれから始まる。
コンビニへ買い出しに行くと、2人ではしゃぐ。
これから愛し合うと言いふらしているようで、少し決まりが悪い。
買い物を終えると、圭太君はスーツから部屋着に着替えた。
白いTシャツが様になる。
「これしかないけど、いいかな?」
私は大きなラガーシャツを渡された。
お尻は辛うじて隠せるが、太ももが強調される丈だ。
「とてもよく似合うよ」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいんだけど・・・」
私は自分からベッドに潜り込んで、布団で体を隠した。
一晩で終わるのか、関係が続くのか、今から始まる宴に興奮が隠せない。
………
………
圭太君の大きな手が、私の頬を撫でる。
それから、全身へのキスが始まった。
お酒のせいか少しの刺激で敏感に反応してしまう。
何より圭太君は私を抱きながら耳元で囁くのだ。
「結子ちゃんっていい匂いがするね。もう感じてるの」
「だって、圭太君が・・・」
「俺が何なの?」
「・・・意地悪」
「もっとしてほしいということだね」
背中から脇腹へ舌が這い、簡単に赤いサテンのブラジャーを剥がされる。
手で乳房を弄ばれ、私の体が淫らに暴れる。
「ああ、気持ちいい」
「かわいいブラだね」
私を喜ばせながら、太ももの隙間に手が入り込んだ。
その手はすぐに上に進み、パンティーをずらす。
私は片足をピンと伸ばし、パンティーを脱ごうとするが、彼は中途半端な位置で動きを
制御されている姿の方が、どうやら興奮するようだ。
指が挿入され、温かい子宮の奥がどくどく騒いでいる。
「ううっ、はぁん、あっ」
「すげえ濡れてる」
「いや・・・、んっ」
圭太君の下半身もテントを張っているのがわかった。
かなり硬く熱を放出している。
「触ってみて」
私の手を股間に持っていく。
そこには巨大な塊が待っていた。
今までで味わったことのない大きなシンボルを、果たして私は受け入れられるのか
不安になる。
ところが、先っちょから、ねちょっと出ている我慢汁が潤滑油になり、先端が私の中に
するっとねじ込まれた。
「いい、いい、あぁ、すごい」
悲鳴を上げるかのような悦びが響く。
「俺も、もう限界だ」
そう言うと、腰を少し浮かせ、一気に私に突き刺した。
「そこ、そこ、そこ・・・、そこ」
体の力が抜けているのに、秘部だけが収縮を見せている。
「エロい顔、見せて」
「やだ、ダメ、あぁ、そこいっちゃう」
「俺もイキそうだ」
「うっ、あああああああ」
私たちは同時に果てた。
圭太君は大量の白濁液を放出した。
………
………
「10代みたいな性欲だね」
「そんなわけないよ。あと2週間で俺、27歳になるんだよ」
「誕生日なんだ、お祝いしなきゃ」
「結子ちゃんの誕生日はいつなの?」
「12月28日、まだまだ先の話」
「何がほしいの?」
「えー、なんでも嬉しいよ。あっ、口紅かな」
「口紅?」
「うん、圭太君とキスをした時のためにね」
圭太君は、私の答えに優しくほほ笑んで私を抱き寄せた。